編集長かく戦へり その3
これまでの戦いぶりはこちら
で、まあそんなこんなで、三条商店街に向かうわたくし。
最後の方が何言ってるかわからんかったので、三条商店街の中のどこかわからなかったけど、同行してくれたまさこちゃんが「まあ行けばいろいろ起こりますから」というのでなんとなく突入する。
歩き出して5分ほど経過するもなにも起こらない。その間行き交う人の中に仕掛け人がいるのではないかと、戦々恐々とするがとにかく何も起こらない。もしかして俺が何か見落としているのか、と思うがまさこちゃんが自信ありげに「大丈夫です!」というので信じることにする。
しばらく歩くとまさこちゃんが「加藤さん、ほら!」といって公園を指差す。
「えっ?!」と驚いて彼女が指差す方向を見ると、疲れ果てた状態の女子が二人。おお!あれはSCRAPスタッフの、高川さんと杉本さん。つうか、もうなんか、かなり消耗しています。公園にゴザ敷いてハトと戯れていた模様。
「もう5時間近く待ってるんですよ!」と強い目でにらまれる。ごめんごめんといいつつも、「さあまだまだ待ってる人がいるんだ。さっさと謎を出しやがれ」という気持ちである。
「じゃあ、わたしたちとゴキブリポーカーして勝ったらヒントあげます」というので、勝った。即勝った。
「えー、もう終わりですか?5時間待って実戦3分ですか?」という声を背中に聞きながら、ヒントの紙をひったくって公園を後にするわたし。ハードボイルドですなあ。
そこに書かれていたのは信じられないことに、現在SCRAPがもう大変にお世話になっているメディアファクトリーという会社の飛雄馬さんに電話しろとのこと。まじか。っつうかすげえな。クライアントまで巻き込んでいるのか、としばし呆然とする編集長。正直言ってここまでとは思わなかった。このドッキリ企画のそこしれぬ恐ろしさに戦慄するのでありました。
で、まあとにかく飛雄馬さんに電話。
「あ、もしもし加藤ですが」
「ああ、飛雄馬です。ふふふ」
「なんか、あの、こんなことに巻き込んじゃってすいません」
「いえいえ。素敵な社員さんをお持ちですねえ」
「あ、ありがとうございます。それから、こないだの企画まだ出せてなくてすいません」
「あ、ああ、いやいいんですよ。これが落ち着いたらまた連絡ください」
「はいー。ほんとすいません。で、そろそろヒントください」
「ははは。はいじゃいいますね」
などという素敵な会話とともに聞き出したヒントはある数字にまつわるもの。
どうやら、いろいろあって、p=12 l=11とかそんなにのなる模様。
なんかよく分からんが、とにかく飛雄馬さんから得た情報はそんな感じ。
「いよいよもうアンテナに行ってもいい?」とまさこちゃんに聞くと「はい!」と素敵な返事をもらう。
やっとか。やっと3時間ぶりにあの場所へいけるのか。そして今度こそみんなが迎えてくれるのだな。
自分がいよいよきちんとしたレールの上を走り出したことにほっとしながら、とりあえず車に乗り込みギャラリーアンテナへと向かう。
アンテナにたどり着くと、大盛況で黒山の人だかり。
といっても小さなギャラリーなので10人もいたら大騒ぎなんだけど。
そこで渡されたのは
「アンパンマンとショクパンマンとカレーパンマンに声をかけて振り返ってくれたのはだれ?」
という問題。
うーーーー。これ全然わからん。
ここはもう人頼みだと思って、声を張り上げて聞いてみる。
「えーっと、お客様の中になぞなぞが得意な方いますか?僕はSCRAPというフリーペーパーの編集長なんですが、今うちのスタッフが誘拐されていてこの謎を解かないと大変なことになってしまうのです。どうか協力してください」
会場はぐっと一つになり。謎をみんなで解こうという空気に。その時僕の隣にいた女性がばっと手を上げる。
「ショクパンマンじゃないですか?」
「なんで?」
「誠実そうだから」
いや!それ違うだろ!アンパンマンだって誠実だろ!
とかそんなこと言ってるうちに突然おれひらめく。
「あ!耳があるからショクパンマンや!」
指定の場所に電話して答えを言うとやはり正解。
会場のみなさんにお礼を言って退場。
ちなみにそのときの会場の様子はこちら
ほんまにとても素敵な展覧会でした。白木さんおつかれさま。
ショクパンマンなぞなぞに正解して得たヒントは、「森見登美彦の最新作文庫版をみろ」というもの。
????????
さっぱりわからんが、とにかくまあ、本屋さんに行って現物をみてみるか。
なーんて思いながら取り急ぎ本屋さんへ向かう私たち。
ここら辺から物凄くスピードが上がっていきます。
物語は風雲急を告げております。
いったいいつまで続くのかわかんねえけど、とにかくまた次回へ続きます。
ああ、俺だってそろそろ昨日のイベントのこととかリアルタイムなことも書きたいなあ。
予告編
ドッキリも後半へ突入した編集長とまさこちゃん。
しかし、敵は予期せぬ謎を山ほど用意していた!
突っ伏す編集長。ヒントを言い過ぎるまさこちゃん。
そして登場人物は増え続け、まさかのあの人物まで登場・・・?
次回「編集長はかく戦へり その4 ~一体誰が得しているのか~」をお楽しみに!
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