われわれは、なぜ東京リアル脱出ゲームを作ったのか?(3)
2009年6月10日(火)から、5日間にわたって世田谷で開催される
「廃校脱出シリーズ2 〜図工室からの脱出〜」。
大阪公演を協力にサポートしてくれるのはHEPHALLさんですが、
東京の「廃校脱出シリーズ」をサポートしてくれるのは、
Limited Express (has gone?)というバンドのギター・ボーカルであり、
recommuniという音楽配信サイトのディレクターであり、
SCRAP編集長・加藤の旧友でもある飯田さんです。
飯田さんの「なぁなぁ、SCRAPがやってる脱出ゲームっ
て面白そうだから東京でもやろうよ!」という一言を機に、
2009年2月に新宿で「廃校の教室からの脱出」を敢行したこのチーム。
東京での脱出ゲーム第二弾を直前に控え、
「なぜ今、脱出ゲームなのか?」、
飯田さんと加藤の2人に語ってもらいました。
もくじ
その1 : これって、人の本性がでるあそびよね
その2 : 飯田、テンぱる
その3 : 図工室という名の異世界
その4 : 脱出ゲームと心中します!
おまけ : リアル脱出ゲームってなんぞや?!
その3 : 図工室という名の異世界
加藤:東京での脱出ゲームは、一回目から全公演ソールド・アウトで、スポンサーも付いてたし、かなり順調な滑り出しだったってことやね。お客さんの反応はどうだった?
飯田:えっとね、やっぱお客さんはほんまに興奮していたよ。脱出ゲームを待ってたよね。関西でこういうゲームが盛り上がっていることを知っていた人たちが、すごく来てくれた気がする。
加藤:たしかに。最近思っているんですが、脱出ゲームに来てくれるお客さんは大まかに3種類いると思っていて。コアなゲーム好き、クリエーター、感度の高い一般の人という感じ。
飯田:東京もそんな感じかな。で、東京にはそういう人たちがもっといっぱいいると思う。その後メールでも「なぜ休日にやってくれないんですか?」っていう問い合わせがいっぱい来て、すごいたくさんの人が前回は参加できなかったんじゃないかな。
飯田:個人的には、ずーーーっと音楽イベントばかり作っていたから、こういうイベントが成功するかどうか、かなり不安やったけど、成功させるために相当がんばったよ。加藤君、いきなり映像を使うとか言い出したし・・・。
加藤:俺が現場を見学しに行って、「これは映像がいる」って言ってんな。
飯田:そう! 突然そんなこと言われても、うちの会社に映像の知識ある奴なんていないから必死でいろいろ勉強したよ。ビッグ・カメラで4時間、ヨドバシ・カメラで4時間、物色したり。なぜはしご? みたいになってた。
加藤:(笑)。お疲れさまっす。
飯田:会社ではその時「デジタル・プロデューサー」って呼ばれてたよ。
加藤:そか。まあ、無駄な知識などないよ。今後に生かせるさ。
飯田:(笑)。ちきしょう! 上から見やがって。
加藤:まあまあ。とにかく、前の東京脱出ゲームが終わってすぐに「次をやろう!」っていう温度になったよね。
飯田:そう。終わった翌週くらいには6会場くらいを見学しに行った。で、びっくりすることにそのうち3つの会場がすでにリアル脱出ゲームを知ってた。200人しか入っていないのに、すでに東京でうわさになってたんよ。
加藤:ほう!
飯田:その6会場の中でも、番食いつきのよかった「IID 世田谷ものづくり学校」で第2回をやることにしたんよね。
加藤:あの人、確かに食いついてくるよねー。今回の「図工室」っていうコンセプトは、めちゃくちゃいいと思う。図画工作って大人になったらほとんどやらんでしょ?
飯田:やらんね。
加藤:脱出ゲームって結局「まるで現実の体験のように異世界に紛れ込む」っていうのが一つ面白い要素だと思うんだけど、図画工作ってのも、大人からしたら一つの異世界なのよ。
飯田:うん。そやね。
加藤:別に殺人事件とかファンタジーの世界に紛れ込むとかがなくっても、異世界への扉は開かれている気がしてます。
飯田:確かに俺は中学の時に音楽を選択したから、図画工作なんて18年くらい触れてない。今、それに触れることができるってのは不思議な感じ。でも図工室の匂いとかそういうのは、まだ覚えてるなぁ。
加藤:自分の体の中にある体験を思い出せるような経験ができるゲームって、すごいと思う。自分の中に眠ってて忘れちゃってる感覚を楽しめる装置ってことやからな。その辺は意識して作っていこうかと思っております。
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<予告編>
加藤に踊らされる飯田さん。
音楽サイトのディレクターとして、
「音楽 × 脱出ゲーム」のコラボを考えるが、
彼の中では意外な葛藤が・・・。
次回、最終回「その4 : 脱出ゲームと心中します!」は6月7日アップです。














