ミステリー・カフェあらわる!
みなさん。2009年5月に行った「ミステリー・カフェ」を覚えていますか? お客さんに探偵となってもらい、現場検証を行って、犯人を推理してもらうという、SCRAP史上もっともローカロリーなイベントです!(裏方スタッフがいらなかったので)。たった1ヶ月の開催だったにも関わらず(その上、土日はおやすみ!)、のべ138人もお越し頂きました。
お客さんにも、SCRAPスタッフにも大好評だったこのイベント。また、やりたいと切に願っていますが、どこからもお誘いがありません!!!!大変!このままだったら、忘れられちゃう!そんなワケで、「こんなイベントだったよ。」という思い出す意味も込めて、ミステリー・カフェの謎を作ってくださった安楽椅子犯人さんと、加藤とで、ミステリー・カフェの裏を語った対談を新連載!
※ホテル、BAR、カフェのオーナーのみなさん。ミステリー・カフェに興味を持ったら、info@scrapmagazine.comまで。どこへなりと馳せ参じます。
安楽椅子犯人:視聴者参加型ミステリー番組「安楽椅子探偵」の名をもじった、ミステリー・サークル。「読者への挑戦」をコンセプトに、オリジナルのノベルゲームを制作。ミステリー・カフェでは、謎を担当してくださいました。
現実には、ミスリードの粒子がうごめいている
SCRAP加藤(以下、加藤):今回の「ミステリー・カフェ 隠し部屋の殺人」はですね、SCRAPが主催ですが、謎は全部安楽椅子犯人さんに考えていただきまして。で、今ですね、期間が全部終わって統計を取ってみたところ、参加者が138人。正解者が38人で、正答率は27.5%という結果がでました。この数字は印象としてどうですか?
すえばしけん(安楽椅子犯人:以下、すえばし):思ったよりは低いです。小説ではなくリアルなので、問題解いてる人が、このヒントをどういう風に受け止めるのか、分かりづらかったですね。まあ、正解ゼロとかになるよりは、いいかな・・・。
加藤:僕らもよくリアル空間でゲームを作っていて痛感するんですけど、自分たちが思ってない、思いもよらぬミスリードが空間には山ほどあるんですよ。
すえばし:そうですね(笑)
加藤:現実空間では、クリックできるんですよね、全パーツが!全部、動かせるし。なんかもうほんと、様々なミスリードの指摘があって。この不正解の人たちから、悲痛な叫びがSCRAPに山ほど来ているわけですよ。gMAさん的にはどうですか?
gMA(安楽椅子犯人:以下g):そうですね、2割から5割と想定してたんで、まあギリギリ・・・
加藤:2割から5割(笑)
すえばし&小野堂天乃介(安楽椅子犯人:以下、小野堂):広い(笑)
加藤:わりと用心深い人ですね、その物言いが(笑)安楽椅子犯人さんはHPの解説にも書いてありましたけど、考えれば分かる問題を作るのがポリシーなんですよね。安楽椅子犯人さんは。
すえばし:そうですね。
加藤:ちゃんとロジカルに考えて行けば、一個一個証拠を精査していけば、必ず正解にたどり着く、というのがポリシーというかスタイルなんですよね。たぶんその40%、50%を想定していて27%になったというのは、リアル空間の持つ恐ろしさかと。
すえばし:うーん。そうですね。
加藤:ミスリードの粒子がね、うずいとるわけです。現実空間には!
小野堂:製作者にも見えないものがあるんですよね。小説やったら全部見えるけど。
加藤:そうそうそう、だってすごいたくさんの人から、現場に置いてあったペンが、なんで赤・緑・黒・黒の4色入りだったのかって聞かれたんですよ。僕らもなんでか分からへんのやけど。「あの黒・黒っていう謎が解けませんでした」って、アンケートにたくさん書かれましたね(笑)。
小野堂:あー。単純に、黒が一番減るから、なんでしょうけど(笑)
加藤:あとは死体があの位置に倒れるはずがない、あっち側に倒れるってことは1回入れ替わって、叩いて、こうなったはずだから、とか。・・・ぶっちゃけていうと実際にあそこで殺人事件があったわけではないですからね(笑)。ちょっと想定しきれなかった部分があった。死体の位置に関しては、なぜあの位置になったのか、というご批判をいただいてしまったんです。
すえばし:えーと、入口の近くでしたっけ?
加藤:入口から奥に向かって倒れてるんですよ。
g:本棚の隠し扉から、裏口側へ向かって倒れてる。真ん中より若干、隠し扉寄り。
すえばし:そうなんや。
加藤:実は、設置はSCRAPでやったので。我々がですね、ばって開けた時にこういう風に死体があったほうがドキッとするよね、っていう理由で決めたんですよ。
g:ああー。
すえばし:それは、危険。
g:第2弾をやる時は、1回実演してみたほうがいいかもしれない。ばっ、と。
加藤:最初に殺害現場になる場所で打ち合わせをして、めいめい持ち帰って、あとは、メールでやりとりしてたんですけど。やっぱりね、いざ死体を並べてみると、死体が倒れるスペースが意外になかったんですよね。
小野堂:ああー。なるほどねー。
加藤:でも、実際あそこにしか倒れる場所がなかったんですよ。本棚がこう開くってことはこのスペースに死体があるはずがないとか。実際に現場でやってみると、殺害現場作るのって超難しいですね!僕らもともと15分くらいでぱぱっとアイテムだけ置いたら終わりだろうと思ってたら、何時間もかかりました。あれは大変だった・・・。














