世界民音 第四音 「破門の危機と隣り合わせでお送りします」

どうも、師匠に怒られた弐階堂です。
楽器を人に習うというのもなかなか難しいものですね。
経緯は話すとややこしくなるので後半でおまけに書いておきます。
さて、そんな風に私が怒られたり褒められたりしながら習っているインドの打楽器、
タブラを今日は紹介したいと思います!

インド音楽では基本的に打楽器が欠かせないのですが、
北インド音楽ではこの「タブラ」がもっぱら使われます。
南インドでは「ムリダンガム(パッカージ)」や「ガタム」、「カンジーラ」など様々あります。
中でもムリダンガム(↓)てのはタブラのご先祖様のような存在で、打面も似ています。

タブラもムリダンガムも、打面にでっかいホクロのような、黒丸がありますね。
これは鉄とごはん粒を混ぜてねりねりして、それを円状に貼り付けて乾かしたものです。
ムリダンガムのもう片方の面は、演奏前に小麦粉を水で溶いたものを塗るそうですが。
これがタブラやムリダンガムの音の源泉になっているようです。
どういう仕組みでそういう音が鳴るか、については私はまだよくわかっていません。
ムリダンガムを中心で割って二つにしたような楽器、それがタブラです。
では、ここらで実際の音を聴いてみましょうか。
タブラは基本的に優しい、穏やかな音の楽器なのですが、
マイクを通すと結構音が変わって、またそれも面白かったりします。
また、動画では手の動きにも注目してみてください。
タブラもムリダンガムも、異様なスピードを持続しています。
Zakir Hussain
こちらは、Zakir Hussain(ザキール・フセイン)という、
世界で最も有名かつ最高のタブラ奏者の演奏。
膜の張力を手で調整して、メロディーを太鼓から生み出すカッコいい演奏です。
Swapan Chaudhuri
こちらは、ザキール・フセインとは別流派の巨匠、Swapan Chaudhuriの演奏。
ゆったりとしていながらパワーのある演奏です。
Mridangam Master
ムリダンガムの演奏もひとつご紹介。動画の最初の方と、終わりの方で演奏が聴けます。
中間は英語による解説なので、英語が分かる方は聞くとより楽しめるかも。
タブラはインド音楽のポップスではもちろん、外国においても
ビートルズの時代からポピュラー音楽にも取り入れられており、
もしかしたらタブラの音色を聴いたことある人もいるかもしれません。
現在でもテクノやロックといったジャンルにはしばしば使用されています。
例えば、TOOLというアメリカのオルタナティヴ・ロックバンドが、
“Disposition“という曲中でうまいことタブラを使用しています。
こういう落ち着いた曲調のロックにもタブラは非常に合いますねぇ。
インドの伝統だけにとどまらない、いろいろな可能性のある楽器、タブラです。
で、後半に入りまして。
インド音楽における打楽器の存在とは…みたいな話をしようと思ったんですが!
ですがッ!!
紙面と時間、そして師匠との都合上、なんと話せないことになってしまいまして…!
いや~~、非常にややこしい状態に今あるんですよ。
昨日タブラの師匠に「ここで習ったことを他で話してはならぬ」と説教を受けまして、
今日書くつもりだったタブラの話の5割ぐらいが書けないという危機的状況になったのです。
「紹介する」のはいいらしいんですよ。文化は紹介されないと広まりませんから。
ただ、ここで教えたことは極秘であり、それを教えるのは著作権侵害的なものにあたると。
その誓いを破ると破門されるという状況です。
師匠にこのページのことは言っていないけど、もしバレた時を考えると書けませんしね。
がまあ、師匠に習ったことじゃなくて、ネットや本で既に公知されたことなら書いてOKかな、
という解釈のもとで書き直しました。それでもだいぶヒヤヒヤしながら書いてるのですが。
う~~ん。非常に悩む状況です。
紹介を優先すべきか、練習を優先すべきか。
とりあえず今やめると練習するとこがなくなるから、今日は話せないのですが…
いつか話してもよいと認められたら話すかもしれません。あぁ~ややこしい。
にしても、タブラを習ったが故にタブラについて話せなくなるというのは皮肉なものです。
次回からはもうちょい堂々と話せる楽器を紹介しますね。
今回は尻切れトンボですいませんでした。
明日はスナックキャロルです。
お悩み相談なんか聞けるんでしょうか。
あ~、今のこのブログが書けないことが悩みだけども、
その悩みをラジオに載せてしまうのもダメなのかぁ~。うわ~、八方塞り。
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いままでの記事
2010-4-22 第一音 「民族音楽の魅力」
2010-4-29 第二音 「哲学の極致、インド古典音楽」
2010-5-13 第三音 「あの人、シタールしたはるわ」


















