2010/7/7「プロポーズ大作戦」!!!
「婚約指輪の代わりに、彼女の大好きなナゾを贈りたい」
そんな彼氏の想いにうたれ(そしてそれ面白いやん!と思ったので)
SCRAP編集部一同が総力を挙げてプロポーズをプロデュース!!
その名も「プロポーズ大作戦」!!
SCRAP謎解きイベントの常連であるおふたりに
「新しいイベントのテストプレイをお願いします」というお願いのメールを送り、
なにも知らない彼女と、仕掛け人である彼氏はSCRAP事務所にやってきました。
スタートは2010年7月7日午後6時。
スタート前にふたりに手渡されたアイテム:
・いろんなお店や施設の場所と名前が記された京都市内の地図
・「話すのが苦手なミュージシャンと仲良くなる方法」と書かれた楽譜
・七夕の短冊らしきもの。ちょっと派手。
・次に行く場所を示す暗号カード
ルール:
「手渡されたアイテムを使って、自転車で街を巡って謎を解いて行ってください」
「携帯電話はふたりで1台しか持てません」
これは彼女に、携帯でネットやTwitterでのプロポーズ告知を見られないためのルール。
彼女の携帯はSCRAPが預かりました。
スタート
「では、そろそろスタートしてくださーい」
SCRAPキャロルの合図で
ふたりは自転車置き場へダッシュ。
あらためて、手渡されたアイテムを確認します。
七夕の短冊には、
表にSCRAPからお星様へのお願い事が、
裏には、
一千億
1円
ときの重
行き、
べ長
なれ。
と謎めいた言葉が書かれています。
次の場所を示すカードには、
京阪×京阪×京阪
という文字。裏には笹の絵。
「おけいはん?」
ちなみに仕掛け人である彼氏も、問題やその答えはまったく知りません。
その彼氏がすぐにピンと気付きました。
「京阪三条!!」
京阪×京阪×京阪→京阪の三乗→京阪さんじょう→京阪三条駅
「京阪三条のどこやろう?」
「とにかく行ってみよう!」
とふたりは早速自転車で京都の街へ繰り出しました。
10分ほどで京阪三条駅に着くと、
まっしぐらに地下の駅構内へ。
なかなか広い構内ですが見渡すとすぐに、
改札の横に笹が飾られているのを発見しました。
最初に渡されたものと似た短冊が
いくつも下がっています。
その中に明らかに異質な、
ちょっと派手な短冊が。
手元の短冊と並べるとぴったり合います。
そして裏に書かれた言葉がつながり、
こんなメッセージが出てきました。
一千億円をぜんぶ
1円玉にした
ときの重さの店に
行き、わらし
べ長者になれ。
これが、次の場所へのヒントです!
地上に戻りながらふたりで問題を解いていきます。
1円玉=1枚1グラム
一千億円=一千億グラム
100,000,000,000グラム=100,000,000キログラム=100,000トン
「じゅうまんトンや!」
地図の上に「100000t」と書かれたポイントがあります。
場所はSCRAP事務所と京阪三条駅の中間くらい。
100000tは、中古CDやレコード、古本のお店。
SCRAPアイテム「失恋回復手帳」を
置いてもらっていたこともあります。
彼氏も彼女もお店に行ったことがないので、
途中少し迷いましたが、
すぐ路上に「100000t」と書かれた看板を発見。
「でもわらしべ長者ってなんだろうね?」
店に入るなり目に付いたのは、カウンターの上に置かれた
「わらしべボックス」と書かれている箱!
「これかなあ?」「これ何ですか?」店員さんに聞くと、
箱の中にあるものをもらう代わりに、自分の持っているものをひとつ置いていく、
というわらしべ長者システム。
そしてこの時、わらしべボックスの中に入っていたものは・・・
ゴキブリポーカー
SCRAPが愛してやまないカードゲームです。
もちろん、ゲーム好きなふたりもよく知っているもの。
「これ、もらっていかないといけないってことね」
相談の結果、彼氏の私物
『持っているとお金がたまるまねき猫のお守り』と
交換して、ごきぶりポーカーを手に入れました!
ごきぶりポーカーのケースの中には、
もちろん普通のごきぶりポーカー、
そして折り畳んだ紙が入っていました。
道路・川・橋が書かれた地図。
地名はありませんが、付近のコンビニやスーパーの名前が書かれています。
川のわきに、コの字のような記号がいっぱい。その1ヶ所に★印。
京都市内に住んでいるふたりにはすぐにどこの橋なのか分かったようです。
陽気な店員さんたちに見送られ、100000tを出てまっしぐらに川へ!
該当する橋は、鴨川にかかる丸太町橋。
橋の上から河川敷を見ると、まさに、コの字に似た形のベンチが川沿いに並んでいます。
急いでそのベンチの場所へ行ってもとくに何もなし・・・。
「何もないよねえ?」「さがそう!」
★印のあたりの見当をつけて彼氏さんがベンチの下を覗くと・・・「なんかある!」
見つけたのは、
笛(ホイッスル)
メッセージ:
「黒マントのミュージシャンと仲良くなれ」
「黒マント?」
鴨川の河川敷では音楽の練習をしている人をよく見ますが、
ベンチの周辺にそれらしき人物は見当たりません。
とまどうふたり。
しかし、彼女がつぶやきました。
「そういえば・・・太鼓が鳴ってるね」
探しものに夢中でスルーしていましたが、
実はさっきからずっーと太鼓の音が聞こえています。
「ちょっと太鼓さがしてくる」
彼氏が太鼓の鳴るほうへ走りました。
そして、すぐに帰ってきました。
「いたー!黒マント!!」
丸太町橋の南、二条大橋の下で、
黒マントをまとった男が川に向かって座り、ずーっと黒い太鼓を叩いていました。
「こんにちは!」
「・・・・・・・・・。」
ふたりが声をかけるものの、男は黙って太鼓を叩くばかり。
まったくコミュニケーションがとれそうにありません。
「・・・・・・・・・。」
しかし、男は何か言いたそうにふたりを見つめています。
「このひとと仲良くならなあかんのちがう?」
彼女が取り出したのは、
スタート前に渡された紙「話すのが苦手なミュージシャンと仲良くなる方法」
そこには太鼓、笛、手拍子のマークで楽譜のようなものが描かれています。
楽譜を黒マントに見せるふたり。うなずく黒マント。
「よし。やってみよう!」
黒マントの演奏に合わせて彼氏さんが笛を吹き、彼女さんが手拍子を叩きます。
ドン ドコ ドン ピッ
ドン ピッ ピー パン!
見事に合奏に成功!!
「これ、あげます」
満足げな黒マントがふたりへ渡したアイテムは、
クリアファイル
不思議な模様や図形がいろいろ描かれた
クリアファイルを手に入れました!
「これは地図と合わせるんやね!」
と、すぐに気が付きましたが、地図をクリアファイルに入れてみても
意味がありそうなものを読み取ることはなかなかできません。
太鼓を叩き続ける黒マントの傍で、しばし悩むふたり。
しばらく試行錯誤した結果、「これやー!」見つけました!
地図の裏に書かれた図形とクリアファイルに書かれた図形を合わせた状態で
地図の表を見ると、ある地点が★印で指し示されます。
黒マントに別れを告げて、ふたりは自転車で走り出しました。
★印が示したのは、鴨川へ流れこむ琵琶湖疏水に沿った冷泉通り。
鴨川から少し東へ向かった場所です。
日が暮れて少し暗くなってきた疏水沿いの歩道を慎重に周囲を眺めながら行くと、
ベンチに座って人待ち顔の、怪しい男女と遭遇!
「ごきぶりポーカーで勝負です!」
ついに100000tで手に入れた
ごきぶりポーカーの出番です。
ここで待ち構えていたSCRAPスタッフ2名に
勝たなければ、先へ進めません。
ちなみにこのスタッフ達、
社内選抜戦で勝ち抜いた強者。
どんどん辺りが暗くなっていく中
かなりの熱戦が繰り広げられました。
ゲーム大好きなふたりもさすがにかなり苦戦したもようですが、
彼氏と彼女の見事な連係プレーにより、チームSCRAPを打ち負かすことができました!
さすがのコンビネーションです。
敗者チームSCRAPがふたりに差し出したのは、
透明な下敷き
下敷きにもまた、奇妙な図形や線が描かれています。
クリアファイルの線と
下敷きの線を慎重に組み合わせると、
文字が完成!さらに地図も合わせてみると、
地図上の2ポイントを○で示し、
・さらさ
・ラジオカフェ
「いつもの」をオーダーしろ
こんなメッセージか出てきました。
さらさ、ラジオカフェ、どちらも京都で有名なカフェです。
「両方に行かないとあかんのかな」
「じゃあ、二手に分かれて別々に行こう!」
実はここは、彼女がひとりでラジオカフェに行かないとストーリーが進みません。
彼女は少し不安そうでしたが、彼氏の巧みな誘導により、ふたりは別々に。
そして彼女はラジオカフェへ向かうことに。
ひとりになった彼女は、
京都の街中、ラジオカフェへ向かいます。
ラジオカフェは三条通りにあるカフェ兼ラジオ局。
誰でもラジオ番組を作ることが出来る、
ちょっと不思議なスポットです。
お店へ入った彼女。席に着くとためらわず
「いつものをもらえますか?」
「かしこまりました」
店員さんがオーダーを受けてすっ、と差し出したのは、
携帯ラジオ
しかし電源を入れても何も聞こえません。
ラジオには「X=」と書かれています。
じつは、ここに来るまでに彼女が手に入れた
ヒントのすべてに別々の数式が書かれていました。
その数式を解くと「X」が導き出されるのです。
○+□=○×△
□÷○=△-☆
△+☆=□-○
□-△=△-○
X=(△×△×□-△)÷○
割と難問ですがみなさんわかりますか?
彼女はこの数式にかなり苦戦!
それもそのはず、この数式はSCRAPの
歴代謎イベントの中でも
難易度高めの設定で作られました。
彼女ならそれを解ける!と確信してのことです。
期待通り、かなり悩みはしましたが、
見事に周波数を導き出してラジオが聴けました!
実はその周波数では、SCRAPが用意した別の番組が放送されていたのです。
ラジオ放送の内容は以下の通りです。
*************
これは、文章問題です。最後まできちんと聞いてから答えてください。
あなたが今いるところから100m北にあるのが銀閣寺です。
銀閣寺から500m西にあるのが大丸です。
大丸から400m南にあるのが京都タワーです。
京都タワーから800m東にあるのがロフトです。
ロフトから700m北にあるのが新風館です。
新風館から500m西にあるのが阪急です。
阪急から400m南にあるのが平安神宮です。
平安神宮から200m東にあなたはいます。
それでは問題です。
あなたがいるところから直線距離でちょうど500m離れているところはどこ?
そこへ行き、そこにいる人物の問いに答えなさい。
*************
この問題は、実際の地理とは関係ありません。
位置と方角と距離を正確に記録していき、
ちょっとしたジャンプをすれば解けるのですが
耳で聞くとかなり難しいです。
彼女はただひたすら静かに何度かラジオを聞くと、
あとは紙の上で猛然と解きはじめ、
「・・・・・・・・・新風館!」
ぱちっとペンを置くと、てきぱき机の上を片付け、ラジオカフェを飛び出しました!
「彼と合流しなくて大丈夫かな?」と少し気にしていましたが、
SCRAPスタッフが「後で合流できますよ」とアドバイス。
そして、何も知らないまま彼女は無事、新風館に到着。
自転車置き場に自転車を置いて、テクテクと中庭へと入って行きました。
彼氏がこの10日間、めちゃくちゃに緊張してやつれ果ててまで用意した
このプロポーズドッキリイベントのいよいよラストです。
実は新風館には、大勢の人たちが
ふたりの記念すべき瞬間を祝福しようと
集まってくださっていたのです。
SCRAPのDMやTwitterでつぶやきまくって
「今から新風館でドッキリプロポーズイベントがあります!どうぞお祝いしに来てください」
という呼びかけに100人を超える人々が新風館に集まってくださいました。
新風館に入ると、ステージが用意されていて、お客さんがいっぱいで、司会がステージにいることに戸惑いを隠せない彼女。SCRAPのナゾトキイベントのテストプレイだと聞かされていましたが、突然物語の中心に彼女が躍り出ます。
促されるようにステージに登った彼女を待っていたのは・・・。
彼女の答えは「はい」。
湧き上がる歓声。
鳴り響くクラッカー。
たくさんの人たちに見守られながらプロポーズは無事に成功しました。
素敵な彼と、それに応えた彼女と。
どうぞ、お二人とも末永くお幸せに。
そして、これからもSCRAPと仲良くしてくださいね。
すばらしいお二人の特別な時間に関わることが出来て
SCRAP編集部も本当に楽しい時間をすごせました。お二人からあふれる幸せが我々まで侵食してきましたよ。
ああ、幸せっていいなあ。
SCRAPは、不思議な結婚式や、二次会でのナゾトキイベントや、異様な社員研修や、ミステリアスな誕生日や、とにかくいろんな局面でがんばります。
面白そうならなんでもしますよ!
不思議企画のご用命はこちらまでメールくださいませ!
info@scrapmagazine.com
今後ともSCRAPをよろしくお願いいたします!
ちゃお!


















