地図と謎を重ね合わせ、私は再び問題に挑んだ。
地形と文字を照らし合わせるうち、ついに1つの答えが浮かび上がる。

導き出された答えは、「一大事」。

「一大事とは何だ？ここ南極で何が起きるっていうんだ？」
私が驚きと戸惑いから思考を巡らせたその瞬間、書かれていた文字が、雪の結晶がほどけるようにすうっと消えていってしまった。

解き明かされた「一大事」という言葉、そして魔法のような現象が起きたこの紙。
私はこの極地に何か大きな秘密が眠っていることを確信するのだった。

こうして、次のツアーへの下見は完了した。
私は、現れた紙片の謎と雪のように消えた警告の不自然さが少し気になったものの、すぐにそのことを忘れてしまった。

今回の南極ツアーも予約は完売。結構な儲けになるだろう。「謎だらけ」を冠したツアーの構想はまだまだたくさんある。さて、次は彼らをどこに連れて行こうか……。

---

 

おめでとう！正解したことををシェアしよう！