〈物語〉シリーズを知らない人はこちら
『〈物語〉シリーズ』とは―― 人気作家の西尾 維新による小説シリーズ。 2006年11月、第1作目である「化物語」が刊行され、2009年のテレビアニメ化をきっかけに、ドラマCD、ゲーム、劇場版アニメなど他媒体へも数多く進出している。 日本の田舎町を舞台とした、主人公「阿良々木暦」と、彼が出会った少女たちが織りなす、「怪異」をめぐる不可思議な物語が展開される。シリアスな部分もコメディな部分もあり、また西尾維新が得意とする言葉遊びの要素も人気を博している。発売当初から多くの反響が寄せられ、今なお絶大な人気を誇る。 シリーズ本編は「化物語」をはじめとするファーストシーズンから始まり、セカンドシーズン、ファイナルシーズン、オフシーズン、モンスターシーズンと続き、2024年6月現在、ファミリーシーズンが公開中。 なお、今作の『謎物語』は「化物語」直後の時間軸にあたる作品となっている。
『怪異』とは―― 一般的には、世界中に存在する幽霊、妖怪、その他超常現象のことを指す。 『〈物語〉シリーズ』においては、妖怪や神にあたる存在ともいえる。 人間に信じられ、畏れられ、怖がられ、疎まれ、奉られ、敬われ、嫌われ、忌まれ、願われることで存在するもの。 つまり、人がいない所では存在が希薄になるといえる。 とはいえ、そこにいるからといってすべての人に見えるわけではない。 見える人、影響を受ける人には、強い想いなど「何らかの理由」があるのだ。 姿形もさまざまで、実体として存在するタイプもいれば、人を媒体として顕現したり、毒などの"特性”だけが存在する場合もある。
『学習塾跡』とは―― 直江津高校から自転車で20分ほど走った場所にある廃墟で、忍野メメや忍が住み着いている場所。 もともとは4階建ての学習塾だったが、数年前に駅前へ進出してきた大手予備校のあおりを受けて経営難に陥り、潰れてしまった。 今では周囲に「安全第一」のフェンスが立てられていたり、「危険」「私有地」「立入禁止」の看板が乱立していたりするため、好き好んで立ち入る人はいないだろう。 『謎物語』においては、忍野がいる拠点であり、怪異と戦う「ボスクエスト」を行なう場所にもなる。
『私立直江津高校』とは―― 阿良々木暦、戦場ヶ原ひたぎ、羽川翼、神原駿河が通う高校。 この地域では有数の進学校で、編入試験の難易度はとても高いといわれている。 運動部は最近まで弱小校と言われていたが、神原駿河の活躍により女子バスケットボール部が全国大会に出場したこともある。 『謎物語』においては、とある「メインクエスト」を受けるために向かう場所にもなっている。
『浪白公園』とは―― 東直駅、中直駅、南直駅のほぼ中心に位置しているが、どの駅からも遠い、立地条件の悪い広めの公園。 阿良々木が母の日にツーリングをしてたどり着いた場所でもある。 公園というにはあまりにも遊具が少なく、端っこのほうにブランコと小さな砂場がある程度。 入り口には駐輪場があるが、ずっと放置されて雨風に晒されすぎた影響か、自転車なのか錆の塊なのかよくわからない物体が2つほどある。 読み方は「なみしろ」だったり「ろうはく」だったり、また「しろへび」とも呼ばれている。 『謎物語』においては、とある「メインクエスト」を受けるために向かう場所にもなっている。