配信者には殺せない 解説ページ
●その他の証拠
・赤い痕
ユキの自画像の底に、赤い痕がにじんでいる。
倉庫で見たイーゼルの血と同じ位置に2箇所ついており、ユキが上から花を書いた時に隠しきれなかった血痕だと思われる。
ユキの自画像の底に、赤い痕がにじんでいる。
倉庫で見たイーゼルの血と同じ位置に2箇所ついており、ユキが上から花を書いた時に隠しきれなかった血痕だと思われる。
・他の油絵
他の油絵には「茶色、緑色、白」の三色が使われている形跡はない。
他の油絵には「茶色、緑色、白」の三色が使われている形跡はない。
・花
倉庫にあった白い花だが、アトリエにも一輪だけ置いてある。ユキが自画像に描き足す時に見て書いたのだろう。
倉庫にあった白い花だが、アトリエにも一輪だけ置いてある。ユキが自画像に描き足す時に見て書いたのだろう。
・アクリル絵の具
ケースに入ったアクリル画が置いてある。
ゴミ箱に入っていたアクリル絵の具は、もともとここに置いてあったのだろう。
ケースに入ったアクリル画が置いてある。
ゴミ箱に入っていたアクリル絵の具は、もともとここに置いてあったのだろう。
・透けるダイイングメッセージ
ユキの油絵にライトを照らすと、アクリル絵の具の下に書かれたダイイングメッセージが透けて見える。
ユキの油絵にライトを照らすと、アクリル絵の具の下に書かれたダイイングメッセージが透けて見える。
・高橋の下書き
アトリエを探索すると、7月10日に高橋が書いた「ユキの油絵」の下書きが出てくる。この下書きには「白い花」は書かれていない。
アトリエを探索すると、7月10日に高橋が書いた「ユキの油絵」の下書きが出てくる。この下書きには「白い花」は書かれていない。
●物語上の時間軸
7月20日(月)
徹夜で、高橋が倉庫で作業
「ユキの自画像」の油絵の微調整や、動画編集などを行う
徹夜で、高橋が倉庫で作業
「ユキの自画像」の油絵の微調整や、動画編集などを行う
7月21日(火)
朝 雨が降り始める
朝 雨が降り始める
18:30前
ユキ、外からアトリエに到着
日めくりカレンダーをめくり、アトリエのゴミ箱に捨てる
ユキ、外からアトリエに到着
日めくりカレンダーをめくり、アトリエのゴミ箱に捨てる
18:30
高橋が「ユキの自画像」の油絵を見せる(オープニング)
ユキが思っていたイメージと違い、皮肉で高橋はどう思っているのかを聞く
口論になり、ユキは高橋を彫刻で殴る
ユキは、返り血を確認するためにトイレへ
その間に高橋は最後の力を振り絞り、ダイイングメッセージ残し、絶命
トイレから戻って来たユキは、偽装工作を始める
すべて終わったあと、ダイイングメッセージに気がつく
高橋が「ユキの自画像」の油絵を見せる(オープニング)
ユキが思っていたイメージと違い、皮肉で高橋はどう思っているのかを聞く
口論になり、ユキは高橋を彫刻で殴る
ユキは、返り血を確認するためにトイレへ
その間に高橋は最後の力を振り絞り、ダイイングメッセージ残し、絶命
トイレから戻って来たユキは、偽装工作を始める
すべて終わったあと、ダイイングメッセージに気がつく
18:40
自画像の油絵に、すぐ乾くようアクリル絵の具で上から塗り、ダイイングメッセージを隠す
キャンドルに火をつけて倉庫を出る
自画像の油絵に、すぐ乾くようアクリル絵の具で上から塗り、ダイイングメッセージを隠す
キャンドルに火をつけて倉庫を出る
19:00
油絵を発表
彫刻の続きを行いながら視聴者とやりとり
油絵を発表
彫刻の続きを行いながら視聴者とやりとり
19:42
キャンドルの炎がタコ糸を切る。花瓶が落ち、ピタゴラアートが作動
高橋の「助けてくれ!」の声が聞こえる
ユキ、死体発見
キャンドルの炎がタコ糸を切る。花瓶が落ち、ピタゴラアートが作動
高橋の「助けてくれ!」の声が聞こえる
ユキ、死体発見
19:45
ユキが警察に通報
ユキが警察に通報
20:00
警官が現場に急行 応援要請
警官が現場に急行 応援要請
20:30
刑事(あなた)到着
刑事(あなた)到着
21:10
捜査終了
捜査終了
●高橋の思惑
僕はユキの悪事にもう耐えられなくなっていた。
昔は一緒に制作していたが、ユキの人気が出てからは編集も作品制作も僕に任せきり。
作った作品にも文句を言うようにもなった。
だから僕は視聴者に向け、告発することにした。
サムネイルを使って「ユキの作品は全てマネージャーが作っている」と気づかせることができれば大騒ぎになるだろう。
次の動画のサムネイルで「作っている」という言葉を入れ、文章は完成する予定だった。
しかし、あの日……。
「失敗作ってことにしちゃえばいいじゃん」
ユキの一言に、僕は我慢の限界に達した。
「全部告発しますから! もう準備はできてる! アンタの人生もこれで終わりだ!」
その瞬間、僕は後頭部に強い衝撃を受け、床に倒れた。
血がだらだらと流れ朦朧とする中、聞こえてきたユキの声は”生配信への心配”だった。
ユキにとって、僕よりも生配信がすべてだったのだ。
意識が薄れていく……。
僕は、最期の力を振り絞り、ダイイングメッセージを書き残すことにした。
ゆかはカーペットが敷いてあるから書けない。
そうだ。配信のメインである「ユキの自画像」に……。
昔は一緒に制作していたが、ユキの人気が出てからは編集も作品制作も僕に任せきり。
作った作品にも文句を言うようにもなった。
だから僕は視聴者に向け、告発することにした。
サムネイルを使って「ユキの作品は全てマネージャーが作っている」と気づかせることができれば大騒ぎになるだろう。
次の動画のサムネイルで「作っている」という言葉を入れ、文章は完成する予定だった。
しかし、あの日……。
「失敗作ってことにしちゃえばいいじゃん」
ユキの一言に、僕は我慢の限界に達した。
「全部告発しますから! もう準備はできてる! アンタの人生もこれで終わりだ!」
その瞬間、僕は後頭部に強い衝撃を受け、床に倒れた。
血がだらだらと流れ朦朧とする中、聞こえてきたユキの声は”生配信への心配”だった。
ユキにとって、僕よりも生配信がすべてだったのだ。
意識が薄れていく……。
僕は、最期の力を振り絞り、ダイイングメッセージを書き残すことにした。
ゆかはカーペットが敷いてあるから書けない。
そうだ。配信のメインである「ユキの自画像」に……。
●刑事の推理
STEP1 誰が犯人か
STEP2 アリバイ崩し
STEP3 犯人の動機
LAST STEP ダイイングメッセージを探せ
警官「高橋が書いたダイイングメッセージがまだ見つかっていません。
倉庫や外は鑑識が徹底的に調べていますが、この部屋はまだです。
だからあるとしたら、この部屋に……。それさえ見つかれば決定的な証拠になります!
これだというものを私に提出してください」
倉庫や外は鑑識が徹底的に調べていますが、この部屋はまだです。
だからあるとしたら、この部屋に……。それさえ見つかれば決定的な証拠になります!
これだというものを私に提出してください」
アクリルリムーバーでアクリル絵の具を溶かし、ダイイングメッセージを出現させた状態で提出
2020/09/010更新