混沌這い寄る教団からの脱出 限定謎カード
「おかけになった電話は電波の届かないところにあるか⋯⋯」
「⋯⋯駄目だ、何度掛けても繋がらない」
片島薫は唇を噛み締めながら、電話を置いた。
潜入捜査中の同僚と連絡が取れなくなって3日になる。彼女は「星の智慧派」というカルト教団に潜入しており、調査状況を日毎にメールで報告していた。最後の連絡が「この教団は私たちが想像していた以上に恐ろしい存在だ」という内容だったことも気にかかる。何か教団の危険な秘密に触れてしまった結果、拘束されてしまったのかもしれない。だとしたら、一刻も早く救出しなければ⋯⋯恐ろしい想像が頭をよぎる。
片島は同僚を助けるため、「星の智慧派」の捜査に応援を送るよう上層部に掛け合うことを決めた。
数日を経て、まずは先遣隊の捜査許可が降りた。
片島は数人の部下を連れ、「星の智慧派」の本部へと向かう。
「ここが⋯⋯」
本部には一見怪しいところは見当たらず、普通のオフィスビルの様だった。この中に、どんな邪悪な陰謀が渦巻いているのだろうか。
「何の用だ?」
いかつい顔をした、スーツの男が話しかけてくる。信者兼警備員といったところか。
「『星の智慧派』の方ですよね? 入信を希望しているのですが⋯⋯」
そう告げると、男は片島たちを上から下まで舐めるように見た。⋯⋯緊張が走る。もし警察だとバレたら、捕らわれているであろう同僚にも危険が及ぶかもしれない。
「⋯⋯我が教団は、信仰が厚い者のみで活動をしている。入信できるのは選ばれた者だけだ」
男が紙の束を取り出し、片島へと渡す。
「これを解いてみろ。我らが神への信心が確かならばわかるはずだ。神託を授かりその言葉がわかれば入信を認めよう」
「しんたく」の言葉を入力しよう。