2月14日、12時の鐘がなるまでに。8
【第6章】
「あ、わかりました……! はなぞの公園です! ぼくたちが絵日記の謎を解いてた、あの公園ですね!」
「そうみたいだね!カフェのお姉さんが『去年の3月になくなったこの街で一番大きな公園の跡地にアトリエができる』って言ってたからね。ぼくたちの地図は去年の2月のものだったから「ほしぞら公園」が一番大きいと思ってたけど、もうなかったみたい……今度新しい地図を持って帰らないとね、新入りくん!」
あなたとハイネ、カムパネルラは急いで、はなぞの公園に向かった。
到着し、公園をすみずみまで探すが、そこにショータの姿は見当たらない。
「どこにいっちゃったんだろう……」
「……誰か探してるのかい」
突然の声に驚くと、そこには暗闇に紛れて一匹の黒猫が座っていた。
「……黒猫さん、ここに、少年が来ませんでしたか??ちょっと猫っ毛で、優しそうで、灰色の目をしていて……ショータくんっていうんです」
黒猫は少し考えると何かを思い出したようだ。
「ああ、彼なら、ついさっき何か忘れ物を取りにきたみたいだよ。あそこの椅子の上に置いてあった……」
「何を取りにきたかとか、覚えていますか……?」
「うーん……パッと見ただけだから、ちゃんと覚えてないんだけど……袋に、赤い4本の線と、黄色い星の半分みたいな絵が描いてあったかな……『昨日みたいに、これを持って、あそこに行けばきっと……』って言ってたよ」
その言葉を聞いたハイネは、何かに気がついたようだ。
「ハイネくんは行きたい場所がわかったみたいだね」
「はい……!きっとショータくんは、あそこにいるはずです」
あなたは、走り出したハイネの後に続いてショータくんがいる場所へと向かった。
ショータの向かった場所が分かったらここに入力しましょう
ショータの向かった場所のヒント
黒猫の言葉「袋に、赤い4本の線と、黄色い星の半分みたいな絵が描いてあったかな……『昨日みたいに、これを持って、あそこに行けばきっと……』」からショータくんが向かった場所を考えてみよう。
答えはこちら
袋に、赤い4本の線と、黄色い星の半分みたいな絵が描かれているのは「商店街特製の油揚げ」だということが油揚げの画像からわかる。
昨日の絵日記から、ショータくんが油揚げを持ってネオ稲荷ジンジャに行っていることがわかるので、ショータくんが向かった場所は「ネオ稲荷ジンジャ」だ。