Mystery for You コードブレイカー chapter_1 CLEAR
私は、ハリソンに分析レポートを提出した。
「これは確認しておく。お前は今から開発者のモリスの自宅に向かってくれ」
急ぎ足でオフィスの外へ向かう彼の後に続いて、一緒にエレベーターに乗り込む。
ハリソンは焦っている様子だった。
「このAIの停止命令が出た。反発していた脚本家、小説家、作家などの関係団体から議会に圧力がかかったんだろう。映画、テレビの製作、出版業界のストライキがこのまま続くと経済損失も計り知れない。命令が出た以上我々は従うしかない」
「わかりました……」
「ただ、我々のサイバーセキュリティチームでもAIの停止に難航している。開発者モリスの自宅に向かい、停止方法の手がかりを探してくれ」
向かった先はヘリポートだった。
ハリソンにヘリの隊員が駆け寄る。
「いつでも飛べます!」
私がヘリに乗り込もうとしたとき、ハリソンは足を止めた。
「私はここで指揮をとる。自宅の調査はお前に任せた。現地での指示は追って連絡する」
あなたは隊員に誘導され、ヘリに乗り込んだ。
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