Mystery for You Code:LOST 廃棄区画からの招待状2
ダクトはハッと顔を上げた。
バートからの通信の謎が、2年越しに解けた瞬間だった。
通信の主は、区画の中へダクトを呼んでいた。
誰にも悟られないよう、わざわざダクトにだけわかるように暗号にして。
なぜ自分を呼んでいる? 廃棄区画内で何かを見付けたのか?
しかし、この通信がダクトの元へ届いてすでに2年。
「Code:LOST」と認定され、食料支援用の定期ドローン便も彼の元には届いていないはず。区画内で何の援助もなく2年も生き延びている確率は極めて低い。
それでもダクトは、区画へ入ることを決意する。
無事ではなくとも、友の遺体がまだ誰にも見つからないままどこかにあるかもしれない。
もしかすると事切れる間際、最後のメッセージを傍らに残しているかもしれない。
そう思うと居てもいられなかった。
ダクトは部屋を抜け出し、上司であるシアル長官に掛け合った。
シアル長官はダクトの父の古い友人で、親を失ったダクトのために、彼に今の仕事を与えてくれていた。
メッセージのことはもちろん伏せたが、友人を探し出したいという本心を、ダクトは強く訴えた。
「今更探しに行ってどうする。危険を冒すほどの価値があるのか?」
長官はぶっきらぼうにダクトをにらんだ。
「どちらにしろ、作業員になるには俺の推薦状が必要だ。もちろん、判は押してやらん」
そういってダクトに、別の職員の推薦状を見せつける。
かたくなな長官の表情に、ダクトはなすすべなく部屋を出ようとする。
しかし、長官が目を離した隙に、先ほどの別の職員の推薦状と、長官の机にあったメモをくすねたのだった。
追加封筒1を開けて、中身を取り出せ。
4枚のシールを貼って推薦状を偽装し、指し示される4文字を報告せよ。
内容物:推薦状…1枚、長官の部屋から持ち出したもの(シールシート)…1枚
推薦状の偽装の仕方がわからない
偽装の仕方
今の推薦は全く違う人のものになっている。これを長官の部屋から持ち出したメモ(シール)を使って文章を変えていく必要がある。とえば名前の部分は「リドル」になっているが、ここを「ダクト」にするにはどのシールを使えばいいだろうか。
偽装の仕方の更なるヒント
たとえば「リドルを機密区画〜」の部分は、「ダクトを廃棄〜」のシールで偽装することができそうだ。全てシールを貼り終えたら、矢印の先を読もう。
偽装の仕方の答え
全てを貼り終えると4カ所が矢印で指され、「はからい」という言葉が現れる。これが答えである。