Mystery for You ドキドキナゾトキ肝試し__苦手な方向け05
カズキ。この肝試しの企画者。けれど、その顔は見たことがないくらい青ざめていた。
カズキは私の顔を見るなり、食いかかるような勢いで言った。
「謎は全部解いたか」
何を言ってるんだ、と思った。
「そんなこと言ってる場合じゃないよ! ちよりちゃんが、ちよりちゃんが倒れてて、もしかすると死んでるかもしれないんだよ!」
「そんなことわかってる!」
カズキから返ってきたのは、予想外の、そして信じられないようなセリフだった。
「サスケもまろんも死んでた。早く謎を解かないと、俺たちも呪殺される」
「……は?」
「説明は後だ。とにかく全部解かないといけない。お前、どの謎を解いた?」
何を言っているのか、本当にわからない。
ちよりちゃんが死んでいた。サスケも、まろんも……? だったら当然、残った全員集めて一刻も早くここから離れるべきだ。
「待って、いったい何を……」
「いいから答えろ!」
怒鳴られて、思わず言葉を飲み込む。カズキの様子は尋常じゃなかった。本気で追い詰められている顔だ。
「A、B、C、D」
そう伝えると、カズキは舌打ちした。
「被ってる。俺はAとBだ」
カズキは冊子を乱暴にめくり、顔を歪めた。
「クソッ、あと4問も残っているのか」
「いや、待ってよ。カズキ、企画者でしょ。答えわかるんじゃないの?」
「謎解きは全部サスケに任せてたんだよ! そのサスケももう死んでる!」
風が吹く。
木々がざわつく音に混じって、遠くで何かが軋んだ気がした。二人とも反射的にそちらを見る。けれど暗闇しかない。
「とにかく、パネルのある方へ行こう」
企画者だけあって、カズキはパネルの位置はよく把握していた。
すぐに残ったすべてのパネルを見つけることはできたものの、得たものは、絶望感だけだった。
「そんな……。みんな……」
「しかもパネルがこんな有り様じゃ、謎なんて解けねえよ!」
Eの手がかりが書かれたパネルを見る
Fの手がかりが書かれたパネルを見る
Gの手がかりが書かれたパネルを見る
Hの手がかりが書かれたパネルを見る
~冊子「ドキドキナゾトキ肝試し」のE、F、G、Hを解こう~
※答えは必ず冊子にもメモするようにしてください

E
パネルを見ると、Eの問題は早口言葉を表しているようである。何の早口言葉かを推測しよう。

ヒント2
パネルには赤色と黄色の何かが少しだけ見えている。
これが表す早口言葉はアレしかない。問題側の濁点(だくてん)の位置もヒントになる。

答え
早口言葉は「あかまきがみあおまきがみきまきがみ」である。よって答えは「かがみ」。

F
冊子に書かれている漢字二文字がパネルの四角2個と対応しているようだ。
しかし、パネルの矢印の先に来るであろうイラストは血で濡(ぬ)れてしまっていて見えない。
どうにかしてここに何が描(えが)かれていたか知ることはできないだろうか。

ヒント2
謎を解くヒントは、冊子の方にある。冊子のp3を見ると、血で隠れた位置でる矢印の先には風車が描かれていたことがわかる。

ヒント3
「風車」という漢字二文字を2つの方法で表してみよう。そして、矢印の通る部分に入る文字を読もう。

答え
上から「ふうしゃ」と「かざぐるま」が入り、答えは「しま」である。

G
パネルに描(えが)かれたイラストはほとんど血で隠れてしまっており、何が描かれていたかを推測するのは困難である。謎解き自体はよくある問題なので、どういった法則だったのかを、=の左側に書かれた暗号から考えよう。

ヒント2
ポイントは矢印の部分をどう読むかである。

答え
下向きの矢印を「した」、上向きの矢印を「うえ」と読むのではと考えると、上の言葉は「したい(死体)」、真ん中の言葉は「たうえ(田植え)」になる。
その視点で血で隠れたパネルを見ると、「死体」と「田植え」が描かれているようにも見える。よってこの考え方は正しいであろうとわかるので、右向きの矢印を「みぎ」と読み、答えは「ぬすみぎき(盗み聞き)」である。

H
パネル内のイラストは隠れて見えないが、問題文に「た」という文字がやたらと多い。
よくある「“た” ぬき」系の暗号ではないかという目線でパネルをよく見ると、左側のイラストは確かにたぬきのように見える。

ヒント2
あと2つのイラストが何を指しているかを考えよう。
まず右側のイラストは、血で隠れてはいるものの、何かは推測できそうである。

ヒント3
右側のイラストは、血で隠れていても死神のイラストであるように見える。
「“しに” が “み”」になるということになるので、冊子側を見ると、確かに「しに」という文字列が存在している。

ヒント4
「“た” ぬき」と「“しに” が “み”」を実行すると謎の文字列は「はちきみ」となる。
最後のイラストがカレンダーであることは血で隠れていてもわかる。
カレンダーには1月、2月というふうに月の名前が書かれているはずである。すなわち「1月(“いち” が “つ”)」であれば、「いち」という文字列が「つ」という文字列になるということだ。

答え
「はちきみ」という文字列の中で、月の名前による変換(へんかん)ができそうなものは「はち」のみである。「“はち”が“つ”」をすることで「つきみ(月見)」が答えである。