Mystery for You ドキドキナゾトキ肝試し__苦手な方向け07
「最終キーワードは“サヨナラ”。それで、どうすればいいの?」
「ときこちゃん」
「え?」
「みんなのことを殺したやつの名前だ。この廃キャンプ場…というかこの山が呪われてるっていうのは、本当だったんだ」
「ドキドキナゾトキ肝試し」……本当に、ふざけた名前だ…… には、謎解きが大好きな幽霊が出るのだと書かれていた。それが、ときこちゃんということか? だが、それならどうしてみんなは殺されて…。
「まさか一番くだらないと思ってた都市伝説が本当だったなんて。謎解きをしたら殺されるなんて、そんな馬鹿な話があるかよ!」
「ちょっと待って、何もわからない。どういうこと? 結局どうすればいいの?」
「ああ、悪い…。そうだな、とにかくこれで終わるはずだ」
少しだけ平静を取り戻したようで、カズキは深呼吸をして続ける。
「ネットの噂が正しければだけど、ときこちゃんに、答えを教えればいいらしい。“ときこちゃん、聞こえますか? 答えは〇〇です”って」
「わかった、せーので言おう」
「そうだな、よし。せーの、」
「「ときこちゃん、聞こえますか? 答えは、“サヨナラ”でs …………」」
言い終わるか終わらないかで、背筋に冷たいものが走り、喉元で声がとまる。
ザワザワと気味悪く鳴っていた木々の音がぴたりとやんだように感じた。
あたりを包む空気までもが凍り付いたかのような静寂。
物音はしない。背後に気配を感じる。
カズキと一緒に、恐る恐る振り返る。