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  2. Mystery for You Dream Game

Mystery for You Dream Game

~第1章~

2063年、東京。

近年では貧富格差が広がり、富裕層は都市部のネオンパイプ輝くタワーマンションに、貧困層は郊外に作られたアパートに住むことが増えていった。

20歳の「町琉田悠」は、幼い頃に両親に捨てられ養護施設で育った。
金銭的余裕もなく中学校を卒業してからは働いている。
彼にはひとつ特殊なことがある。それは「体内に入った毒をすべて無効化する」という体質だ。ヘビ、ハチ、フグ、自然界にある毒はすべて効かない。これは幼い頃に毒ヘビに噛(か)まれたものの毒におかされなかったことから、病院の検査を経て発覚したことである。
彼はその能力を買われ、民間の害獣駆除業者で働いている。
主に
今日も新宿のはずれのスラム街で、ドブネズミなどの害獣を駆除をする。
雨が降る中、カッパも着ずにぼろぼろの作業服で仕事に当たる。

そんな中、ふと見上げるとビルの巨大スクリーンに映し出された映像が目に付いた。
そこに映っているのは、最近大人気の女優「益田嬉依」だ。
彼女は、実は同じ小学校時代の幼馴染である。あの頃はまだ両親と暮らしており、幸せだった。なぜこうも人の運命は変わってしまうのか。

「おーい、悠。もう上がりだぞ」

同じ作業服を着た、小田切先輩が話しかけてくる。

「ああ、ありがとうございます」
「いくら金ないからって、腕時計くらい買っとけよ。じゃああとは俺がやっとくわ」
「はい。お疲れさまでしたー」

仕事を終え、お世辞にも綺麗(きれい)とは言えないアパートに帰ってきた。現在は、妹の若菜と2人暮らしをしている。
妹にはなんとか普通の暮らしをしてもらいたいと、自身の給料から学費を捻出(ねんしゅつ)し、高校に通わせている。大学のためにも今は贅沢(ぜいたく)をせず、貯金をするしかない。

貧富の格差が明確なこの時代。もう金持ちに何も感じなくなってきた毎日。
明日も明後日も、この生活が続く。毎日が何もないことの繰り返し───

「お兄ちゃん、おかえり! ねえねえ、これ見て!」

共同で使っている古いパソコンで若菜が何かを見ているようだ。

「この暗号を解読せよ……?」

そこには、謎の暗号とゲームへの案内が書かれていた。

「この暗号を早く解読できた16人を、秘密のゲームに招待する。このゲームで勝ち残れば、賞金1,000万円」
そんな夢とも詐欺ともとれる怪しい文言が、日頃何も興味がわかなかった彼の気持ちを少し動かした。

「お兄ちゃんさ、昔からこういうナゾトキ得意だったよね? きっと解けるよ!」

若菜は明るい性格で、無邪気にそう言い放つ。
しかし暗号はまったくの意味不明で、とても解読できるようなものではなかった。

「8820……何の数だ? 全然わからん。こんなのは、一部の天才が解いちまうんだよ。俺には関係ねえな……」
「えー! これさっき公開されたばかりで、まだ誰も解いてないみたいだからさ、頑張ってよ! 賞金とか関係なく、お兄ちゃんが楽しめればいいなって」

確かに両親と暮らしていた頃はまだテレビもあり、クイズ番組を見てはワクワクして解いていた。しかし今はもうそんな興味も湧いてこない。

「ああ、そうだな。しばらく考えてみるよ。……あ、やべえ忘れ物した、取ってくるわ」

 

今日の仕事現場に、手袋を置いてきてしまったようだ。また作業服を羽織り、雨の中街まで繰り出す。
結局は人生なんてすぐ変えられないんだよな……
そんなことを思いながらも、ようやく日中に作業をしていたマンホールに到着した。都心にも多くのマンホールがあり、ここから下水道に入っていくのだ。
そこで、マンホールを持ち上げようとする手が止まった。

「ん……8820……?」

都心部のマンホールには識別用管理番号として4ケタの数字が振られている。
彼が入ったマンホールには8820の数字が。
その瞬間彼ははっとする。

もしかして、あの暗号ははマンホールか……? 待てよ、とすると……。

彼は久しぶりに胸が高鳴るのを感じた。
ほどなく歩き、街のマンホールを次々に見て番号を探す。

「……あった! このマンホールは4704…!やっぱりそうだ」

どうやら先ほどのホームページに記載されていた謎の数字は、各マンホールにつけられた管理番号で間違いないようだ。この番号は一般に公表されているものではなく、業者か実際に見ることでしか気付けない。
これはかなりラッキーなのではないか? たまたまにせよ、ヒントを見つけることができ、もしかしたら1番に答えにたどりつけるかもしれない。
彼は急いで4つのマンホールに囲まれた範囲を書きだした。

「ここは都心部特別区画で、26棟の巨大ビルが並んでいるところだ。なるほど、これで謎が解けるかもしれない。考える、考えるぞ……!」

彼は雨の夜の街でひとり、謎を解き始めた。

まずは同封された地図とWEBで出題された暗号を使って、
1st Stageの謎を
解き、現れたキーワードをWEBに入力しよう。

   

ヒントを見る

ヒント1

矢印に従ってこの範囲内のビルを移動するようです。
↑↑↑→↑↑という箇所があり、この移動ができるのはかなり限られています。まず途中のルートで確定できるところから考えてみましょう。

ヒント2

ルートのスタート地点は『Y』、ゴールは『B』のようです

ヒント3

ルートは図のようになります。

答えを見る

通った順にアルファベットを並べると「YXTUZVQMNIFEHDCLPSWROJKGAB」
WEBの暗号と対応する場所の文字を順に拾っていくと、答えは「VICTORY」です

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