異能力相談所 事件ファイル 決勝戦進出 「数字が1つ減らされていましたね。問題番号も減っていたおかげで気付きました」 『今回も会場内の紙に書かれたものすべてに能力が発動してしまうタイプでしたね。次はいよいよ決勝です!』 喜びあうあなたたちをよそに、試合は進行していった。しばらくした後、最後の試合を知らせるアナウンスが響く。 「準決勝敗退者どうしで敗者復活戦を行ないました! その勝者を含め、3人で決勝を行ないます!」 「復活してきたのは先ほどの相手ではないですね」 『未知の異能力者2人を同時に相手しないといけないわけですか』 所長とこそこそと話していると、そこに対戦相手の1人が話しかけてきた。 「おい、お前も異能力者だろ」 「な、何のことですか」 「ここまできてシラを切るな。どっちにしてもあいつには勝てない。おそらく俺たちの対戦相手、No.7は謎を解かなくても答えがわかる異能力を持っている」 「ええ!? そんなの勝てるわけがない」 「俺もできるだけ妨害してみるが、何をやっても勝てる気がしない」 あまりにも絶望的な情報に目の前が暗くなりそうだ。 『ふむ……問題も難しそうですし、解けなければ一度諦めるのも手でしょう』 間もなく決勝戦が始まる。 決勝戦の答え: ※英字で入力してください 問題が解けない もともと難しい問題のうえに能力で黒く汚されており、潔くあきらめたほうがよさそうです