ここから先はどこでも解けます ~記憶喪失編~
クリアおめでとうございます!
竜宮城での謎解きは楽しんでいただけたでしょうか?
浜辺でいじめられていたカメを助けてくださり、本当にありがとうございました。
ここでの出来事は、きっと夢か現実かもわからないような時間だったと思います。
地上に戻りましたら是非、覚えている限りで構いませんのであなた様がストーリーテラー、語り部となって、他の方へお聞かせください。
もしかしたら他の方は「そんなものは作り話だ、寓話だ」などと仰るかもしれません。
しかし、ここでの時間は間違いなく現実ですよ。
竜宮城に来たときと同じように、道中でうっかり息を止めすぎて気を失って記憶がなくなってしまう……なんてことがないよう、お気を付けてお帰りくださいね。
そうそう、最後にお土産としてお渡しした玉手封筒ですが、絶対に開けないでくださいね。封筒にも書いてあるので大丈夫かとは思いますが……開けたら何が入っているかは内緒です。
またお会いできることを楽しみにしております。
そのときまでには息を止めずに海中を移動できる仕組みを考えておきますので。
それではまたいつか……
ああ…すべてを思い出した。
近所の浜辺を散歩していたらいじめられているウミガメを見つけたから助けてあげたんだ。
なんだか浦島太郎の冒頭みたいだなあ、なんて思っていたら急にウミガメがしゃべりだしてそのまま本当に竜宮城に連れられて…
海中を進んでいく中で息が続かなくて、気を失ってそのまま記憶が飛んでしまったんだな…
どうやら行きも帰りも。
そして、本当の最後の封筒は水に溶けてピースが出てくるというギミックだったために、帰る途中で海水に触れて、溶けてしまっていた。
当然そんなことは覚えていない俺は、お土産としてもらっていた玉手封筒を開けてしまいおじいさんになってしまったって訳か…
状況が整理できていれば、もしかしたら玉手封筒を開けずとも最後の謎の構造は想像できたかもしれないが今となってはもう遅い。
それに、「どんな結末が待っていても後悔しない」と決めたじゃないか。
そうだ、この体験をみんなに伝えなければ。
本当に竜宮城は存在するのだと。
なんなら竜宮城には謎解きだって存在するのだと。
竜宮城での謎解きを経験した人間なんて世界で俺一人だけだろう。
きっとこれから忙しくなるぞ。
まだまだやらなければいけないことがたくさんあるんだ。
そうだな、まずは…
「家に帰って、解き終わっていない周遊謎でも解くとするか」
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