私は導いた答えを清美に送った。

「正解！」

「良かった。で、一体何なの？」

「今のはちょっとした腕試し。ここからが本題なんだけど…」

「うん」

「実は、マッチングアプリで気になる人を見付けたの…」

「えっ、それは楽しそうな話！ 詳しく…！」

大学時代、あまり色恋に縁がなかった2人だったので、私はがぜん気になった。

「その、おにいさんに想いをぶつけたくて」

「いいね、いいね」

「急な話だけど、1時間後に会うことになったの」

「え!? 大丈夫なの？」

「うちの実家が開発したマッチングアプリだから危険はないはず」

清美の実家は何をしているのか。そこはまた後日聞くことにして…

「で？ 私は何を手伝えばいいの？」

「そうそう、忘れるところだった。本題の画像を送るね」

今度は町おこし謎解きのチラシの画像が送られてきた。

「千代子の家にも届いてると思うけど、このチラシに書かれた賞品が急ぎで必要なの」

「え……」

完全クリア賞品として高級チョコと書いてある。まさかこれをプレゼントとして渡すつもりなのだろうか。

「もう千代子もこの町に来て1か月だし、実際に周遊なんかしなくても大丈夫よね」

「えーと、まあ、そうね……」

「じゃあ、私の実家の場所も送るから、そこで待ち合わせしましょう。よろしくね！」

どうしよう……！

というのも、この1か月私はひたすら家に引きこもっていた。

清美には申し訳ないけれど、町のことなんかこれっぽっちもわからないのだ。

手紙と一緒に入っていたチラシの中から、そのチラシとクーポンを見付けた。

ひとまずは謎を解いてみよう。

①の封筒を開けてクーポン裏の謎を解こう。
次に向かうべき場所がわかったら以下に入力しよう。

①の封筒の内容物
クーポン…1枚、インフォメーション…1枚

　 　 答え　

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