Mystery for You プロポーズは謎解きで_001 今日は、6月30日(火)。 久しぶりに友人の浩介こうすけの家へ遊びに来た。 彼(かれ)はなんだか落ち着かない様子で、浮うき足立っているような、どこか緊張きんちょうしているような……そんな雰囲気ふんいきだ。そして、そんな彼はおもむろに切り出した。 「僕ぼく3年前から交際している彼女かのじょがいるんだ。古島優里奈ふるしまゆりなっていうんだけど……明日ついにプロポーズをしようと思っているんだ」 「おお、ついに! おめでとう! 準備はばっちり?」 「もちろん! 実はね、彼女も僕も、謎解きが好きでよく遊んでるんだけど……そんな彼女に、謎解きを使ってサプライズプロポーズをしようとしているんだ!」 とんでもないことを考えつくものだ。 「すごい! 自分で作ったってこと?」 「そう! 今日、謎解き好きの君を呼んだのは、ぜひ君に解いてほしくてさ。ちゃんと成立しているのは確認済みだけど、予行練習も兼かねて。…お願いできるかな?」 プロポーズの話だけでもわくわくするのに、謎解きまで絡からんでくるなんて、謎解き好きの僕に断る理由はない。 「僕でよければやらせてもらうよ!」 「ありがとう! じゃあ早速だけど、僕が作った謎解きのシステムを紹介しょうかいするね」 そう言うと彼は、1枚の大きな紙と3つの封筒を差し出してきた。 「この3つの謎は、それぞれ今年の誕生日と交際記念日に渡わたしたもの、そして明日のプロポーズで渡す予定のものだ。そしてこの大きな紙が、『メッセージフローチャート』だ」 「メッセージフローチャート?」 「そう。封筒の中の謎を解くと、最後の答えがプレゼントの名前になる。プレゼントの名前を導くことができたら、僕がプレゼントを彼女に渡す。そして、そのプレゼントの特徴とくちょうや、受け取った日付をもとにフローチャートをたどると、僕からのメッセージがわかるようになっているんだ」 「なるほど、その日に相応しいプレゼントとメッセージが、謎を解くことで導けるってことか。おしゃれだね」 「でしょ! それで、明日のプロポーズも、このシステムを使うんだ。とても大事な日になるから気合を入れてて、これまでに渡した2つの謎も絡めた、集大成のような謎になっているんだ」 嬉うれしそうに語る彼の目は、きらきらと輝かがやいていた。 「かなり本気だね…」 「だからまずは、これまでに彼女に渡した2つの謎を解いて、システムに慣れてほしい。それから明日のプロポーズ用の謎を解いてみてほしいんだ」 「わかった! なんだか壮大そうだいで大変そうだけど、やってみるよ!」 「ありがとう。よろしく! ちなみに、今ここに用意している謎やフローチャートは、彼女に用意した予備のセットだから、自由に書き込んでもらって大丈夫だいじょうぶだ。彼女に渡したもの、渡す予定のものとまったく同じだから、安心してね」 なんとも手際がいいものだ。 「さて! まずは、雪の結晶けっしょうのシールがついた封筒、誕生日謎を解いてみて! 今年の誕生日、2月6日(金)には、彼女に似合いそうなとっておきのプレゼントを用意したんだ! 7枚の謎を解いて、答えを解答用紙に埋うめてね。渡したものがわかったら、教えてね!」 雪の結晶のシールがついた封筒を開けて、7枚の謎を解き、解答用紙に埋めよう ⅠⅡⅢ: ※カタカナで入力してください