Mystery for You メモリー オブ サイコ_02
「なるほど。少なくとも、落ち着いてはいるようだな。安心したよ。」
男は笑みを浮かべる。それが作り笑いだということはわかるが、なぜだか安心感がある。
「大丈夫だ。ゆっくり、思い出していこう。きっと少しは覚えていることがあるはずだ。たとえばお前は、いや俺たちは、ある人物を追っていた。そのことは覚えているか?」
男は捜査官を名乗っており、私もそうであるらしい。そして、我々は一緒にある人物を追っていたということだが…。
頭に霧がかかったような感覚で、なかなか思い出せない。私が首を横に振ると、彼はまた次の紙を差し出した。
「次の課題を解くうちに、何か思い出せるかもしれない。試してみてくれ。」
ー「ストループ課題」を実施してくださいー

ストループ課題
まずは指示通り、色と漢字が一致しているものを左の表から探そう。対応する位置の文字を右の表から拾うと、「緑の茶と黄の桃読め」となる

ヒント2
出てきた指示の通り今度は「緑の茶」と「黄の桃」を左の表から探し、右の表の対応する位置の文字を拾おう

答え
指示通り文字を拾うと「殺人鬼」という言葉が出てくる

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1日目
「そうか、相棒よ…… 本当に、記憶喪失(そうしつ)なんだな。」
私の“相棒”を名乗る男は、肩を落としながらそう言う。
話によれば、男と私は警察組織の捜査官として、長く活動をともにしてきた仲間らしい。
しかし流石はプロの捜査官というところか。
男は、すぐに気を取り直して続けた。
「クリス・ハルト、まずはお前の状態を把握する必要がある。簡単な心理テストだ。正しいと思う回答をしてくれ。」
クリス・ハルト。それが私の名前らしい。差し出されたのは、なるほど確かに心理テストのようだった。
自分には不思議と、回答は1つしかないように思えた。
ー封筒「1日目」を開け「潜在連合テスト」を実施してくださいー