SCRAP

  • イベント
  • 記事
  • お知らせ
  • SCRAPch.
  • 会社案内
mail
X
Line@

SCRAP

mail
twitter
Line@
  • ホーム
  • イベント
  • 記事
  • お知らせ
  • SCRAPch.
  • 会社案内
icon_event_a
  1. HOME>
  2. ReNostalgia ストーリー

ReNostalgia ストーリー

三月もそろそろ終わりそうな、とある日。
ぼくはぼんやりと、一年前のことを思い出していた。

===

卒業式の前日。
帰りの会では卒業アルバムが配られたこともあって、放課後の教室は、いつもよりざわざわしていた。

「永司はいつも自分の席にいるね。『自分の席が一番落ち着く』って言ってさ」
そんな中、クラスメイトの理乃がぼくの席にやってきて、ぼくの卒業アルバムを開くと、サラサラと何かを書き込んだ。
のぞきこんでみると、まっさらだった寄せ書きのページに、「学校は離れ離れになっちゃうけど、わたしのこと忘れないでね。またみんなで謎解きして遊ぼうね!」という、謎解き好きな理乃らしい一言が書き込まれていた。

ぼくの学校では、ほとんどのクラスメイトが地元の中学校に進学することになっていたけど、理乃だけは、小学校から少し離れた、私立の進学校に進むことが決まっていた。
勉強も運動も、ぼくよりもずっとよくできた理乃は、クラスの中でもちょっとした憧れの存在だった。

ぼくは、そんな理乃のことが、好きだった。
でも、それを認めるのはなんだか少し恥ずかしくて。
だから、学校は離れてしまうけど、連絡先も聞いたりはしなかった。

ぼくが卒業アルバムから目を離して顔をあげると、理乃はいたずらっ子みたいな顔をしてぼくを見ていた。
それでぼくはつい……、理乃に向かってこう言った。
「理乃の方こそ、別の学校に行って、もうぼくたちのことなんか忘れちゃうんじゃない?」
理乃は、それを聞いて、ちょっと目を丸くしてからこう答えた。
「そんなことないよ! じゃあさ、お互いのこと忘れないように、“約束”しよ!」

そう言って、理乃はもう一度ペンを持ち直すと、さっき書いたメッセージの下に、こう書き足した。
「来年の卒業式の日に、学校集合! 二人でまた遊ぼう! 約束だよ!」

===

……そして今日。
あれから一年がたち、その「約束」の日がやってきた。

次のページへ

コンタクト

制作のご相談、コラボレーションなど、
お気軽にお問い合わせください。

よくあるお問い合わせ

▼一般のお客様はこちら

公演内容、チケットのお問い合わせ

▼企業/法人の方はこちら

リアル脱出ゲーム制作のお問い合わせ
取材に関するお問い合わせ
その他のご相談/お問い合わせ

▼英語、中国語でのお問い合わせはこちら

English/中文

ABOUT

会社案内

  • 会社概要
  • 制作実績
  • 代表挨拶
  • 店舗紹介
  • 役員紹介
  • リクルート
  • 沿革
  • プライバシーポリシー

東京本社

〒151-0051
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-20-4

サテライトオフィス

〒151-0051
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-30-3
代々木TRビル3F


TEL 03-5341-4570
FAX 03-5341-4916

上へ

footer_logo

©SCRAP All rights reserved. Site design:Marble.co