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  2. 探偵たちと過ごす可笑しな放課後 エンディング

探偵たちと過ごす可笑しな放課後 エンディング

すべての事件の謎を解き明かしたふわりは姉と一緒に、犯人がいるであろう場所へと向かう。
1つ階段を下りて玄関の前を通るとき、下校しようとする数人の生徒とすれ違う。

「月島先生、さようなら」

もゆる
「はい、さようなら。気を付けて帰るんだよぉ」

すれ違ったのは、もゆるが受け持つ3年1組の生徒のようだった。
いつものゆるいテンションで生徒に応じる姉の姿を見て、最近の家での様子を思い出す。

受験生の担任ということで、最近は特に忙しそうで仕事を家に持ち帰っている姿を見たこともある。
生徒会の依頼に同行しなかったのも、そうした業務が残っていたからだろう。

そんなことを考えながらそのまま真っすぐ廊下を進み、美術部へとたどり着いた。
扉を開けると、残っていた美術部のメンバー全員の視線がふわりに注がれる。

ふわり
「あなたが、絵画を盗んだ犯人、ですね」

ふわりは真っすぐに、目の前に立つ男性に向かって視線を投げかける。

ふわり
「堀内“先生”」

名前を呼ばれた教師の堀内は、猫背姿のまま顔をうつむかせる。
ふわりは口元のほくろを指でなぞりながら、ここまでの考えを口にする。

ふわり
「生徒会の意見箱に謎の紙をいれたのもあなたですね。ダベり部から人をいなくさせて、その隙に絵画を盗み出した…… あれを描いたのは、まだこの学校の生徒だったときのこと。堀内先生は当時美術部の生徒だった、そうだよねお姉ちゃん」
もゆる
「うん…… 10年前一緒のクラスだったとき、確かに堀内は美術部だったよ」

同じ高校に通っていた生徒2人が10年後同じ学校で『教師』として再会していた……
2週間前に、姉と堀内が高校時代にクラスメイトだったと聞かされたときは、ふわりも驚いたものだ。

自分たちの部活の顧問が突然糾弾されて、何が起こっているのか驚いた様子の鈴木や円城寺に向かって、堀内は観念したように力なくうなずいた。

堀内
「まさか、生徒だけで掃除をして昔置いたままにした絵画が発見されるなんて、驚きました」
鈴木
「じゃあ、あのノートと絵画は先生が……!」
堀内
「そうです。昔描き上げられなかった絵画を仕舞ったままにしていたこと、自分でもすっかり忘れてしまっていて…… 鈴木さんに見つかってしまって、更にダベり部に相談にいったと知ったときは、正直かなり焦りました」

堀内は困ったようにほほえんで、言葉を続けた。

堀内
「お騒がせしてしまって、すみません。昔の自分の未熟な描きかけの絵画が飾られているのは、どうしても耐えられなくて。ダベり部から盗み出してしまいました。証言を聞かれたときは、とにかく隠さなきゃって必死で、適当に取り繕ったウソを重ねてしまい…… ほんと皆さんを振り回してしまって申し訳ない」

頭を下げる堀内に対し、ふわりは少しだけ同情した。

高校生時代に描いた自分のノートや絵画をまさか教え子たちに発見されるなんて、恥ずかしいし居たたまれない気持ちに違いない。
どんな手段を使ってもこっそりと取り返したい、そう思うのも無理はないのかもしれない。

ふわり
「あの、頭をあげてください。私は正直ちょっと探偵気分でおかしくて楽しかったですし、特に困らされてもないので……」
円城寺
「私も! なんか面白そう、って思って楽しんじゃってました」
鈴木
「元はと言えば堀内先生に何も確認せず、独断でダベり部に依頼しちゃった私が悪いですし……」

美術部員たちもふわりに続く。

もゆる
「よっし、じゃあ誰も困ってないってことで。絵も持ち主の元に戻ったのなら問題ないし、ね。これにて一件落着! 堀内も、もう今後ウソは駄目だよ~」

いつものゆるい調子で、もゆるがパンッと手を鳴らした。
そのお気楽さに空気がふっと和み、ふわりは肩の力が抜けるのを感じた。

堀内
「皆さん……ありがとうございます」

堀内はゆっくりと顔をあげると、少し逡巡しゅんじゅんした後、決心したように口を開いた。

堀内
「月島先生、この絵画を良いと言ってくださってありがとうございます。昔完成させられなかったものですが、改めてちゃんと描き上げたいと思うようになりました。……まだいつになるかわからないですが、必ず完成させるので、そのときはまたダベり部に飾っていただけませんか?」

もゆるは笑顔でうなずいた。

もゆる
「もちろん、大歓迎だよ」

――――――――――

とある放課後。
いつもの部室。
白い壁に白い天井、茶色い棚。
新入部員歓迎の張り紙は効果がなかったようで、結局ダベり部には今年も新入生は入らなかった。

3年生に進級したふわり、そしてその担任になったもゆる。
いつもの2人だけの部室には、1つの絵画が彩りを添えていた。
ふわりは、読みかけの文庫本に目を落とし、のんびりとした放課後の時間を今日も楽しんでいた。

そんなふわりを横目に、もゆるは学級日誌にコメントを書く手を少し止めて、ふと目の前にある絵画に目をやった。
そこに描かれた女性の目元の小さなほくろを見つめて少しだけ微笑み、また作業を再開するのだった……。

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「探偵たちと過ごす可笑しな放課後」
ディレクター/謎制作:祝井ゆん
制作進行:和泉由香里
デザイン:原耕造
校正:伊藤紘子
謎監修:あらなみゆうた

「Mystery for You」
企画/制作:SCRAP
プロデューサー:きださおり 田口正也
サービス運用:鈴木ひかる 與座日向葵 江坂果穂
広報:髙波由希帆
クオリティチェック:櫻庭史郎
パッケージデザイン:加藤咲
システム:株式会社メタップスペイメント
エグゼクティブプロデューサー:飯田仁一郎
製作総指揮:加藤隆生

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