「正解です、おめでとうございます。では、こちらまでお越しください」

次に案内されたのは、射撃場だった。

そういえば、本編に「敵勢力との銃撃戦があった」と書いてあった。

ここについてはフィクションなのだろうが、実際に銃を撃てるとなると少しわくわくする。

ぶっきらぼうなスタッフが「こちらはエアガンです。実弾ではありませんが、取り扱いにはご注意ください。あと、念のためこちらのゴーグルを装着ください」とあまり抑揚のない声で話しかてくる。場を盛り上げる気はないのだろうか。

さらに「あちらの的を狙ってください、成功すれば紙に色が付きます。1発でも当てることができたら成功です」と続けた。

射撃など、お祭りの縁日以外でやったことはない。

だが、次に進むためならばと狙いを定めて撃った。

結果は、1発で命中。奇跡が起きた。

紙が赤色に染まったのを確認し、手を上げてスタッフを呼ぶ。

スタッフは「…おめでとうございます。それではこちらを持って奥の階段より地下へお進みください」と言い、用紙をくれた。面倒くさいのか、早くその場から立ち去ってほしいのかわからないが、すぐに階段を下りるよう案内された。

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第3章の問題用紙に貼られたシールをはがして次の章を読みましょう。

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