謎だらけの南極からの脱出 謎付きクリアファイル1
南極調査隊の一員である彼は、いつものように未踏の領域への準備を整えていた。しかし、今回、上司から手渡された指示書は、これまでの探検で彼が見てきたどの地図とも異なっていた。そこにあるのは、緯度や経度の羅列ではなく、辻褄の会わない単語やイラストがいくつも並ぶ謎のみだった。
「隊長、これは…?」
困惑する彼に対し、上司は声を潜めて言った。
「今回のミッションは特別なものになる。
特に氷の洞窟周辺では、極めて特異な自然現象が観測されており、一部ではアイスゴーレムのような未確認の守護者が存在するという報告がある。
科学では説明できない出来事にあう可能性が高いため、指示書も地図もすべて特別な仕様とした。」
上司はさらに続けた。
「また、洞窟の奥にいるペンギンのような謎の生物は、こちらを試すかのように厄介な謎を仕掛けてくるらしい。彼らに勝つためにも、まずはこの課題で頭を鍛えて準備しておこう。この紙には今回の探検で最も大切な基本要素を隠しているから、導き出してみろ。」
ゴーレム、そして謎。訳も分からず、常識が通用しないかもしれないという期待と不安を抱えながら、隊員は指示書に意識を集中させ、極秘の暗号解読に挑むことにした。