『空白の卒業式と、最後の噓。』 謎付きCF Epilogue-2
顔を上げると、 桜の下に、つづきが立っている。
あの頃と変わらない、いじわるっぽく笑う口元。 でも、瞳には少しだけ不安と、それを上回るほどの期待が滲んでいる。
「……ちゃんと伝わった?」
「本当に来てくれた……! よかった、変なことして嫌われたらどうしようって、実はちょっとドキドキしてたんだよ。」
風が吹いて、 桜の花びらが二人の間を抜けていく。
「映画ってさ、エンドロールのあとに続きがあることもあるでしょ。」
そう言って、小さく笑う。
「続編があるかどうかは、まだわからないけど…」
「遠くに行っても、会えなくなっても終わりにしたくないの。」
この瞬間が、終わりなのか、区切りなのか、それともただの間奏なのかはわからない。
でも確かに、物語はまだ途中だった。