部屋に入ると、ダイヤチームもこの部屋にいた。

「この部屋のイベント：先着限定でマジック教室が開かれた。この部屋に先に到達したチームは、マジシャンから超能力の教えを受け、即座に敵チームから10万円奪うことができる。
ただし、後から到着したチームにはこの効果は適用されない。」

「さっきの10万円はこの部屋のイベントのせいだったんですね…！ 敵チームが先にたどり着いていたからお金を奪われてしまったんですね。悔しいな。」
「しかも…」
サラが続けた。
「私たちはこの部屋の恩恵は受けられないんですよね。かなり雲行きが怪しくなってきましたね… この後もまた誰か脱落してしまったりするんでしょうか…」
「考えたって仕方ない、やれることをやるだけだ。必要な時が来たら、そのときに考えればいい。」
妙に達観したサブローに、あなたの気持ちは追いつかない。
「そうは言っても、やっぱり人が死ぬのを目の前で見るのは…」
「私ももう懲り懲りです… なんでこんなことに巻き込まれなきゃ…！」
「落ち着け。大丈夫だ。先に進むしかないんだよ。」
「そうですね…」

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