Mystery for You リアル双六ゲーム Rの部屋
カチャっと音がして、「西」の扉が開く。
「お! 次に進めそうですよ!」
「次の部屋でいいイベントが起きることを祈りましょう…! ところで、残りの部屋のイベントは予測できないんでしょうか?」
「あくまで双六なので、部屋の並びに法則性はなさそうですね…。でも、もしかしたらわかる方法があるかもしれないです。」
「どういうことですか?」
あなたはツバサに尋ねた。
「実は僕、普段情報技術についての勉強が大好きで…。ここ、見てください。モニターにつながっているこの端末です。実は部屋に入るたび、この機器から情報にアクセスできないか色々試してて、さっきの部屋で方法をひらいたんです。各部屋に何が映し出されるのか、もしかしたら掴める…かもしれません」驚いた。最近の高校生はそんなこともできるのか…!
「ちょっとこの部屋でやってみます!!」
そう言うとツバサはとてつもないスピードで端末を操作し始め、一瞬にしてほかの部屋の情報にアクセスしてみせた。
「ほら! できました! これが各部屋の配置と、部屋で起こるイベントの一覧です!!」
すごい…!!
「あ…でもごめんなさい、完全ではないみたいです。情報が取得できた部屋もあれば、できなかった部屋もありました。あと、各部屋には色が設定されているみたいですね。とにかくこれで残りの部屋の情報はわかったので、参考になると思います!!」