「よし、解けたぞい。これで応募ができるが……。はて、どうやって応募をするんじゃ？」
「零くん、謎が解けたの!?　応募方法は……。ここに最後のキーワードを入力すれば良いみたいだよ」
「おぉ、さすが薫くんじゃ。助かったわい」
「あこがれ」と、懸賞ページに入力をした零。
「これで後は、当たれば景品が届くんじゃな。楽しみじゃのう……♪」
零が応募を完了したところで、燐音が来て、薫と一緒に3人でごはんに行った。

――後日
「あっ、零くん宛に荷物が届いてるよ！」
薫が何か大きな荷物を持って話しかけてきた。
「はて？　何じゃったかのう」
零が箱を開けると中にはたくさんのお菓子が入っていた。
「そうじゃ、雑誌の謎解きに応募しておったんじゃった。残念ながら旅行券は当たらなかったようじゃが……」
「え〜！　でもすごいじゃん。みんなでこのお菓子を食べようよ♪」
「そうじゃな。みんなで先日のイベントの思い出話でもしながら、お茶でもするかのう」

さっそく零と薫はそれぞれ晃牙とアドニスを呼ぶために電話をかけた。

  
――とある日
感謝祭で出すグッズの謎付きクリアファイルのストーリーをそれぞれ考えてきて、レスティングルームで発表をしている『UNDEAD』のメンバーたち。
「このあいだ読んだ雑誌をベースに考えてみたぞい。どうじゃ？」
「あっ、俺が登場してる〜♪」
「朔間先輩のプライベートが垣間見えて良いと思う」
「ふぅん。ストーリーにまで謎を仕掛けるなんてすげ〜な！」
「よし。では我輩の謎付きクリアファイルのストーリーはこれで決定じゃな」
零はストーリーが決まり、（ファンのみんなが喜んでくれると良いのう）と考えながら3人のストーリーを読むことにした。