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【星降る夜と3つ目の殺人】謎付きクリアファイル 試験合格

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犯人は、署長であり被害者の先夫である「小島健」である。

逮捕された小島健(以下「小島」)が捜査一課の取調室で語った内容を以下に記そう。
※事件の解説を見たい方は最下部へ

元々小島と、曽山明乃(以下「明乃」)は仲のいい夫婦だった。
しかし、学歴コンプレックスがあり、子どもたちを厳しく教育したかった小島は、穏やかで常に優しい明乃に不満を募らせるようになる。

一度膨らみ始めた負の感情を止めることはできない。
ある日、小島は明乃に唐突に離婚を切り出した。

こんな話が持ち出されるとは夢にも思っていなかった明乃は、はじめは激しく抵抗したが、愛する夫に冷たく接せられることに耐えきれなくなり、遂には離婚届に判を押してしまう。

小島は二人の子どもの親権を自分に渡すように迫ったが、明乃はそれを拒否した。
協議の結果、息子の里樹は小島が、娘の里奈は明乃が連れていくことになった。

離婚後も、明乃は小島との復縁を希望していたため、幾度か話し合いの場を設けるように提案したが、小島は明乃と里奈には一切会おうとしなかった。

月日は流れ、事態は思わぬ方向に進んでいく。
里奈が交通事故で帰らぬ人となったのだ。
明乃は身寄りのない孤独な状態となるが、小島は徹底して関与しようとしなかった。

その後、明乃は足が不自由になってきたことから老人ホームに入居する。
入居後、自身の余生が短くなってきたことを感じたことから、息子の里樹に再会したいと願うようになり、一縷の望みを掛けて数年ぶりに小島に電話をかけた。

小島は電話に出た。
まさか明乃は、小島が電話に出るとは思っていなかったため電話口から小島の声が聞こえたときは、驚きすぎてしばらく言葉が出なかったらしい。

明乃は小島に、死ぬ前に里樹に会いたいこと。
そして、できれば小島と復縁したいことを伝えた。

しかし、小島はすべての申し出を断り、明乃に酷い言葉を投げかけた。
その言葉の中には、明乃の人格を否定するようなものまであった。
言葉が尽きた小島は、一方的に電話を切ろうとしたが、最後に明乃の口から放たれた言葉に耳を疑うことになる。

「今のあなたの言葉、全部録音してあるから。これが世に出たら、あなた困るんじゃない? だってあなた警察署長だもんね。出されたくなかったら、里樹に会わせて」

明乃のこの言葉は、彼女が咄嗟に発してしまった方便であり、録音などしていなかったが、小島がそれに気付くわけもなかった。
自身の立場を守るため、明乃の殺害を決心することになる。

小島はまず『明乃が里樹に会いたがっている』ことを利用しようと考えた。
秋乃に、里樹に会わせる前に一度面会させて欲しいと伝えたのであった。

犯行日当日。
内側からオートロックを解錠した明乃に迎え入れられた小島は「いきなり会うと里樹が驚いてしまうからまず手紙を書いてほしい」と伝えた。

明乃は小島からの依頼を喜んで受け、そのまま自室の机で里樹への手紙を書き始めた。
その際、小島は差し入れと称して明乃に睡眠薬入りのコーヒーを手渡す。

その後しばらくして、明乃は眠りに落ちた。

小島は明乃を殺害するため近寄ったときに、書きかけの手紙を目にする。
そこには、自身の名前である「健」という文字が記されていたのである。
用心深い小島は、咄嗟にその手紙を処分しなければいけないと考えたが、逆にその手紙を利用し、遺書のように見せかけるための偽装工作を行うことを思いついた。

作業が完了すると、彼女をベランダまで抱きかかえ、投げ落として殺害したのであった。

犯行の最後に、小島は念のため明乃の部屋にあったオペラグラスを使い彼女の遺体を覗き込んだ。

そのとき、小島の目に飛び込んできたのは、明乃の唇に塗られた「橙色の口紅」だった。
明乃が自分と会うときには必ずこの特別な色の口紅をしていることを思い出した小島は、どうにかして口紅の色を隠す方法はないかと考えを巡らせた。

ここで思い出したのが、受付ですれ違った塗装屋の存在である。

小島は急いで屋上に続く階段を駆け上がり、白いペンキを明乃の顔めがけて落とし、口紅の色を隠すことに成功したのであった。

最後に、小島がここまで大胆な犯行に及ぶことができたのは、自身の警察署長という強い立場を利用すれば容疑がかかることも、証拠を揉み消すことも可能だと自負していたためである。
実際、小島はこの事件の処理を早く終わらせるよう現場に圧をかけ、強引に自殺として処理を行った。

以上がこの事件の真相である。

これは、試験用に登場人物の名前を大幅に変更してはいるが、内容のほとんどが実際に発生した過去の事件をそのまま掲載している。

つまり、この事件を解決した君たちは“即戦力”になり得る逸材ということだ。

では、改めて君の試験結果を伝えよう。

君は、合格だ。

おめでとう。
君を正式に、殺人鬼「A」が引き起こした連続殺人事件の特別捜査官として採用しよう。

君たちの手にかかれば、殺人鬼「A」もあるいは……

君の優秀な頭脳に期待しているよ。

では、次の捜査会議でまた会おう。

刑事部捜査一課長 麻生夏樹

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