【黄昏のまほろば遊園地】解説ページ アオハル野球部〜幻のエースを探せ!~コース
まほろば遊園地とまほろばショー
あなたは忘却切符に「忘れたい記憶」を書き、アトラクションに乗ってまほろば遊園地へとやって来ました。
そして、まほろば遊園地のマスコットキャラクターであるアミやコダマルたちによる「まほろばショー」を観ます。ショーが終わると記者の後藤真一郎が乱入し、まほろば遊園地に姿を消したとされる行方不明者の捜索を依頼されました。何でもこの遊園地では記憶が失われていくらしく、行方不明者は記憶を失い、ここに留まっているそうです。
真一郎は「児玉元気、時瀬幸二、後藤道代と、ここねという名の少女。この4人の行方不明者を見つけて、記憶を取り戻してほしい」と話します。続けて「行方不明者の記憶を取り戻すためには、彼らの“大切なもの”を遊園地内から見つけ出し、それを本人に見せる必要がある」と話します。
こうして、それぞれ手分けして、行方不明者とその大切なものを探すことになりました。
児玉先輩を探して
あなたは藤山高校野球部出身の児玉元気を見つけるため、野球部の後輩である田口夏生、元岡太一郎のもとへ行きました。そこへショーを終えたコダマルが通りかかります。
そこで田口と元岡はまほろば遊園地で拾った、児玉の日誌が“大切なもの”なのではないかとコダマルに見せ付けます。
しかし記憶が戻ることはなく、コダマルは自身のアトラクションとやらに向かうため、その場から去るのでした。
するとテーマパークオタクの福田ルナがコダマルのファンになったため協力したいと田口たちに声をかけてきます。さらにルナは児玉の日誌のページが欠けていることを指摘し、日誌がすべて集まったら記憶が戻るのではないか、と推理を展開します。「たしかに!」と賛同する元岡の隣にいる田口はなぜか日誌を集めることに少しためらいの表情を見せるも、同意します。
こうして、一同は田口と元岡が日誌を見つけた「ピッチングトレジャー」付近へ移動し、日誌を集めることになります。日誌はルーズリーフに書かれていたため、そのとじ穴が手がかりになりそうです。
田口とルナは日誌集め、元岡は日誌を集約する役を担い、それぞれ分かれて行動を開始しました。
田口と児玉、ピッチングトレジャーでの再会
ピッチングトレジャーに到着した田口は、児玉を見つけます。すると児玉に向かって、田口は突然「俺のせいですよね」などと謝り始めました。記憶を無くしているコダマルこと児玉はなぜ謝られたのかわかっていません。
児玉は田口に「的当てアトラクションのピッチングトレジャーに参加して!」と言い、参加させます。
うながされるがままにボールを投げる田口。するとそのアトラクションの賞品「アミのサイン」が書かれた紙に、児玉の日誌と同じルーズリーフのとじ穴があることに気付きます。また、「シークレット賞」という謎めいた賞にも気付きます。
投げ終えた田口はその場にいる皆さんに「アミのサインは多分日誌の1ページを使って作られてるから、US賞にボール当ててゲットしてほしい!」と伝えてピッチングトレジャーを去り、日誌探しを再開します。
元岡の日誌集めブース作り
一方、元岡は「“大切なもの”がもし日誌じゃなかったとしても、日誌に“大切なもの”のヒントが書いてるかも知れない。そう考えると、日誌をみんなで読めた方がいい!」と、日誌を集約するブースを作り始めていました。
「緊急事態だし、いろいろ拝借させてもらいましょ!」と日誌を掲示するのに役立つアイテムを、その場にいる皆さんで探し、ブースを完成させました。
ルナと健斗の出会いと過去
そしてルナはベースパズルチャレンジ付近で日誌の探索を開始していました。
そこへ別の行方不明者を探している剛力健斗とはち合わせます。
健斗を見て「まさかまさか!?」と反応し、声をかけるルナ。健斗はヒーローショーのスーツアクターで、ルナの憧れの存在だったのです。
しかし健斗は売れないスーツアクターらしく、自信なさげでした。そんな健斗にルナは、自分もパークダンサーを目指していたが怪我で諦めたこと、だからこそ長年続けているキャストを応援したいことを伝えます。その声に応援された健斗はルナに感謝を伝え、引き続き行方不明者を探しにどこかへ去りました。
憧れていた健斗を応援できたことに、ルナは嬉しそうにしていました。そして日誌探しを再開します。
児玉の日誌と怪我の真相
田口は皆さんと日誌を探していました。するとピッチングトレジャーの宣伝ポスターとして使われている日誌を見つけます。
そこには「ここね」という少女と、散歩に連れてくる「アミ」のこと。ここねはいつもある歌を歌っていること。そして、アミが事故で亡くなってしまったことについて書かれていました。
田口は児玉と仲が良いここねという存在を初めて知ります。
一方、元岡も同じくポスターなどに使われていた日誌を見つけていました。
そこには児玉にとって誰かが言った「また明日」という言葉が、元気をくれる“大切な言葉”であることが書かれていました。
そしてルナも皆さんとの協力により、日誌を見つけていました。
そこには田口の投げたボールによって児玉が怪我をしたこと。その後、医者に野球をやめろと告げられたこと。田口に怪我について誰にも言わないようにと伝えたことが書かれていました。
児玉がこの怪我のせいで野球を諦めたことを知ったルナは、自身も怪我でテーマパークダンサーを諦めていたこともあり、境遇を重ねます。
ルナはこの事実を伝えるために、元岡のもとを訪れ日誌を渡し、児玉に話したいことがあるとピッチングトレジャーへと向かいました。
ここで元岡の集めた日誌と、ルナが渡した日誌が合わさることで、児玉の怪我についての真相が明らかになりました。
児玉は田口にキャプテンを引き継いでもらうために、田口に自信をつけさせようと特訓を始め、そこで無理をしたことで、田口のボールが肩に当たって怪我をしてしまったのです。安静にしなくてはならないときに焦って練習に出てしまい、怪我が悪化し、プロを諦めざるを得ないことになります。そして野球部に居場所を失った児玉は、田口に怪我の原因を秘密にすることを提案して、その後まほろば遊園地へと姿を消した。それが児玉の失踪の真相だったのです。
元岡は児玉の失踪の原因が田口だと知り、ショックを受けます。
皆さんに田口を探して連れてきてほしいと頼む元岡。田口を連れてくると、元岡は田口に「なんでこんな大事なこと言ってくれなかったのか」「チームに大事なのは絆じゃなかったのか」などと思いをぶつけます。
謝る田口に、児玉や自分たちとの絆を思い出してほしいと、試合の思い出を語ります。
それは、延長の末に児玉から田口がリリーフを引き継いで勝利した試合。その日、試合を見た元岡は2人に憧れるようになったそうです。
田口はその試合を思い出し、児玉がそのとき帽子をくれたことと、その帽子が自分の大切なものであること。そして、いつも児玉が言ってくれた「お前ならできる」という言葉が支えだったことについて語ります。
思いをはせる田口を見て、元岡は「だったら! 児玉先輩の記憶絶対取り戻して、部のみんなと話しましょう!」と伝えます。「そうだな」と同感した田口はこれまで集めた日誌を元岡に渡し、児玉の記憶を取り戻すべく日誌を探しに走るのでした。
元岡は田口から受け取った日誌を見ます。そこには「ここね」という少女が児玉のはげみになっていたことが書かれており、元岡もここねの存在を初めて知ります。
ルナと児玉
その頃、ルナはピッチングトレジャーでコダマルに扮する児玉に会っていました。
田口が起こした事故の真相を問いただすためにいてもたってもいられなくなったルナは、コダマルの記憶をどうにか取り戻す方法はないのかとコダマルに直接詰め寄ります。
しかし、コダマルは相変わらずおどけたままでルナを煙たがります。
しつこいルナを追い払うために、コダマルは自分のサインをルナに渡し帰らせます。
ベースパズルチャレンジのオープン
ルナから逃げ去ったコダマルは「ベースパズルチャレンジのオープン時間だ!」と言いながら、その場所へと移動し始めます。田口はその声を聞いて、そこにも同じく手がかりが隠されているのではないかと、コダマルに付いていきます。
そして、ベースパズルチャレンジの場所に着き、アトラクションがオープンします。
コダマルがアトラクションの説明をします。
このパズルは、まほろば遊園地に落ちていた誰かの記憶のカケラを、バラバラにして作ったそうです。つまり、パズルを完成させると現れる絵は誰かの記憶の一場面のようです。
田口と皆さんで協力して、制限時間内にパズルを完成させなくてはなりません。景品は、おそらく児玉の日誌を使っているであろうアミのサインです。
日誌を手に入れるため、クリアを目指して田口と皆さんでチャレンジを開始しました。
そして、無事にパズルを完成させると5つの絵が現れました。
1つ目はここねと児玉とアミが散歩しているような絵。
2つ目はここねの胸から遊園地が出現しているような絵。
3つ目はここねがアミに歌を歌っているような絵。
4つ目は落ち込んでいる児玉をここねがなぐさめているような絵。
5つ目はここねとアミが児玉に「また明日」と言って別れているような絵。
※「ここね」がダブルキャストであるため、画像は2種掲載しております。
田口はそれらの絵を見て、ここねと犬のアミが児玉先輩を助けてくれていたことに思いをはせます。そして「ここねの胸から遊園地が出現しているような絵」を見て、これはどういうことなのかを皆さんに尋ねていました。
そして、「チャレンジクリア!」とコダマルが景品のアミのサインを渡してくれます。
それはやはり児玉の日誌が使われたものでした。
田口と日誌を一緒に読むと、そこには児玉の“大切なもの”が後輩である田口たちからもらったグローブであることが書かれていました。児玉はやっぱり野球が好きなのだと再確認した田口は、グローブのことを元岡に伝えにいきます。
児玉とここねについて
一方、ピッチングトレジャーを出たルナは、元岡のブースへ様子を伺いにやってきます。
元岡のもとにはピッチングトレジャーに参加した人が見事にUS賞の的にボールを当てて得た日誌など、多くの日誌が集まっていました。
そこで、ここねについて書かれた日誌をルナは知ります。さらに続きの日誌も、集まりました。
ここねにはげまされていた児玉は、犬のアミが亡くなり悲しむここねを励ますために東京ドームシティにやってきていたこと。そのここねに「忘れたいものはない?」と聞かれ、怪我や野球部についてすべて話したこと。その後、様子がおかしくなっていることが書かれていました。
それを読み、児玉に悲しい出来事を話せる人がいたことに少しほっとするルナ。「様子がおかしくなっている辺りで記憶が無くなったのか?」と元岡と話します。
また、ルナは「児玉の“大切なもの”がわかったか」を尋ねるも、元岡は「まだ日誌がすべて集まっていないからか、わかっていない」と答えます。
まだ見つかってない日誌があるとしたら、どこにあるのか。
なんと、先ほどルナがコダマルから渡されたコダマルのサインの裏には、まほろば落とし物部屋という場所があることが示されていました。
更には元岡の元に集まったその次の日の日誌を見ると、どうやら五角形の6、つまりホッピンどらっぴーの近くに落とし物部屋があることが示されていました。
「ここに日誌があるかも!」と、ルナは元岡と別れて、皆さんを引き連れ「まほろば落とし物部屋」へと向かうのでした。
まほろば落とし物部屋へ
「???」と書かれた場所にたどり着いたルナ。
そこは「まほろば落とし物部屋」という場所でした。
「まほろば落とし物部屋」には、不思議なルールがありました。
正しいジェスチャーをして欲しいものを言えば落とし物をもらえるそうです。今ある落とし物にはアミのサインがあります。「日誌に違いない!」とルナは落とし物部屋のスタッフに「正しいジェスチャーって何ですか?」と尋ねます。返事は「もう目にしてるはずだ」とだけ。ちんぷんかんぷんなルナは皆さんと議論し、さまざまなポーズを試します。
そして「ピッチングトレジャーのコダマルのポーズ」をすると見事アミのサインをもらうことができました。
アミのサインの裏面を見ると、やはり児玉の日誌が使われていました。
そこには、ピッチングトレジャーのシークレット賞の景品が「児玉のグローブ」であること。そしてヒミツのマトは装飾のように掲示されていた「コダマル」の「肩」であることが書かれていました。
ヒミツのマトの内容にショックを受けつつも、ルナたちはこの日誌を届けに元岡のもとへ急いで向かいました。
児玉の記憶を取り戻すためピッチングトレジャーへ
ベースパズルチャレンジをクリアした田口は、元岡のところにやってきて、手に入れた日誌から児玉の“大切なもの”がグローブであることがわかったと伝え、ピッチングトレジャーに向かいます。
そこにルナもやってきて、落とし物部屋で手に入れた日誌から、ピッチングトレジャーのシークレット賞の景品が、児玉のグローブであること、それを手に入れるために当てるヒミツのマトがコダマルの「肩」であることを伝えます。
児玉の記憶を取り戻すには、ピッチングトレジャーに掲示されたコダマルの肩にボールを当て、シークレット賞である児玉のグローブを手に入れないといけないことがわかりました。
「辛いですけど……あんなピンポイントなところ狙えるの、ピッチャーの田口キャプテンしかいないと思うんです」と話す元岡。田口は戸惑います。そんな田口に元岡は、児玉にちゃんと話をしてほしい、だから絶対に児玉の記憶を取り戻したい、田口キャプテンの手でそれをやってほしいと、説得します。
児玉のグローブを入手。そして……
ピッチングトレジャーに挑戦することを決意した田口。
田口は参加券を譲ってもらい、再度ピッチングトレジャーに挑戦します。
狙うはヒミツのマトであるコダマルの「肩」。
田口はボールを投げ、見事ヒミツのマトに当てます! 喜ぶ元岡とルナたち。
「すご〜い!」と大喜びの児玉は、シークレット賞のグローブを田口に渡します。
田口はすぐさまそのグローブを児玉の手につけさせますが、記憶が戻る気配はありません。
すると元岡が「あ! そのグローブでいつも田口キャプテンとキャッチボールしてましたよね? それで思い出してくれるかも!」と言います。
田口は児玉に頼み込み、グローブをつけさせてキャッチボールをします。その最中、怪我をさせたことも謝りました。記憶が揺さぶられているのか、少し苦しそうな児玉。しかし、それでも記憶は戻りません。児玉はキャッチボールを途中で拒否し、「おしゃべりショーの準備をするからここで待っててね!」とその場を去ります。
田口は、これでも思い出してくれないのか、ヒミツのマトがコダマルの肩だったことにもきっと意味がある、やっぱり自分のせいで児玉をここまで追い込んでしまったと落ち込みます。
ルナはそんな様子の田口を責め立て、元岡も同調します。
田口も負けじと反論し取り乱します。
そんな中、突如まほろば遊園地のキャラクターであるアミとオトが現れるのでした。
アミは田口に「忘れたいことは何?」と問いかけます。
その問いかけに、「プレッシャー」と答えてしまう田口。
田口はキャプテンとして務める重荷に耐えきれなくなってしまったようです。
そのままアミによって記憶をうばわれる田口。
プレッシャーの記憶を失った田口は、子供のような姿になってしまい、児玉から受け継いだ大切な帽子を脱ぎ捨てるのでした。
児玉どころか田口まで記憶を奪われてしまい、困惑する元岡とルナ。
元岡は、絶対に何か方法があるはず。諦めるなとキャプテンたちはいつも言っていたなどと、強気に立ち上がります。
そこでおしゃべりショーの時間を告げる園内放送が入り、改めて意気ようようとコダマルが登場するのでした……。
ここからはあなたにご覧いただいた通りです。
以上が「アオハル野球部〜幻のエースを探せ!~コース」で起きたことのすべてです。
他のコースでもさまざまなドラマが起きていました。まったく異なる物語を楽しむことができますので、もし機会があればご参加いただければと思います。
それでは改めて、『黄昏のまほろば遊園地』にご参加いただき、誠にありがとうございました。
また次の物語でお会いできることを願っております。