たったひとつのささやかな感情 ストーリー
次の機能も修復できている。
再びメモリーカードをスロットに挿入する。
……私は子供のころ、サッカークラブに入っていた。
頑張(がんば)っていたが、レギュラーにはなれなかった。
そこで、毎日パパに特訓してもらったんだ。
パパがゴールキーパーで、私のシュートを取ろうとして転んだこともあったっけ。
あのとき、パパは大けがをしたんだった。
先を急がなければ。
私はメモリーカードを取り出し、「3」の謎を解いた。
【「3」の謎を解き、答えを入力しよう】