たったひとつのささやかな感情 ストーリー
4つ目の機能が修復できた。
今一度、メモリーカードをスロットに挿入する。
頭に浮かんだ風景は、パパと洞窟(どうくつ)探検に行った帰り道。
「お前に見せたいものがあるんだ」と言って、パパは僕(ぼく)の手を引いた。
その直後……何かが起こった気がするが思い出せない。
まあいい、これですべての機能が修復できた。
これで私の〈ニックネーム〉が思い出せるはずだ。
私はメモリーカードを取り出し、〈ニックネーム〉の謎を解いた。
【「NICK NAME」の謎を解き、答えを入力しよう】