管理社会に潜む爆弾魔からの脱出 エクストラ解説
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田村ミドリの社員証を田村ミドリから盗んだ人物は、どうすれば見つかったのでしょうか。
狡噛は「社員証を手に入れるには、田村ミドリ自身にかなり近づく必要があったはずだ。もしくは顔見知りの犯行か……」と言っていました。身分証をなくす前後の田村ミドリの足取りがわかれば、その付近に怪しい人物が見つかるかもしれません。
宜野座も「直近の田村ミドリの行動を推測し、調査を進め、その身辺に不審な人物が見つかったら名前を教えてほしい」と言っていました。まずは、田村ミドリの立場に立つと、どんな行動を起こしそうか、推測してみましょう。
身分証は、間違いなく本物だったようです。つまり、田村ミドリはこの社員証を「なくした」もしくは「盗まれた」と思い、困っているはずです。
そんな状態になったとき、みなさんならどうするでしょうか。
そして、今日ここまでで見てきた捜査資料の中で、「大切にしていたものがなくなった時」に関係するものはなかったでしょうか。
みなさんは、2つ目の暗号を解くときに「盗難」事件について調べたはずです。
下部には「その盗難届が被害者から出されている場合のみ、検索結果が表示されます」と記述があります。
田村ミドリは公安局を目指していたということもあり、社員証の盗難届を出している可能性は十分にあります。
そう考え、「社員証盗難」で検索すると、このような資料が表示されました。
落とし物センターに、田村ミドリとその友人が盗難届を提出しに来た時の様子が記録されています。
その友人は、「社員証をなくした時に一緒にいた」「ちょっと挙動不審に見えた」と書かれていました。少し怪しいですね。
この人物の名前を知る方法はないでしょうか。
もちろん、街頭スキャンで知ることができました。
2112年12月9日19時の落とし物センターの街頭スキャンを調べると、このような結果が表示されました。
「ひどく落ち込んでいた」という田村ミドリの色相はもちろん濁っていますが、他に「竹内大」という人物と、「黒井心」という人物がいます。
いったいどちらが「友人」なのでしょうか。
「落とし物センター」の施設検索も見てみましょう。
「現在は管理人である竹内大が1人で運営している」とわかりました。よって、「黒井心」が田村ミドリの友人だと確定します。
この人物はそもそも怪しかった上に、色相も濁っているので、宜野座の言う「不審な人物」として挙げてもよいと言えるでしょう。
「黒井心」とチャットで送信すると、以下のような返信が届き、エクストラミッションクリアとなりました。