ガラスの足跡を辿って STEP1正答
ついに、試験の合格者発表の日が来た。
たくさんの女性たちが、そわそわと発表を待っている。
ようやく、王子様の従者が壇上に現れて言った。
「合格者は──シンデレラ!」
「やった!!!」
よかった。これで王子様に、私が舞踏会の相手だと信じてもらえる。
「──と、白雪姫!以上の2名です。」
会場に沈黙が走った。
え? どういうこと? わたしのほかに、試験を突破した人がいるの…?
「静かに! これは、我々にとっても予想外の結果です。2人のうちどちらが本当のお相手なのか、このままでは判断することができません。
従って、シンデレラさまと白雪姫さまには、自分が真の相手だと、自らの手で証明していただきます!」
なるほど、証明…でもどうやってすればいいんだろう。あいにくわたしは、王子様の相手だったという証拠を持ち合わせていない。
すると、白雪姫という女性が口を開いた。
「私、昨夜舞踏会に参加して、たしかに王子様と踊ったんです! 小人たちが見ていたと思うので、聞いてきます。」
そう言って彼女は森へ走っていった。
わたしも、周りの人たちに聞き込み調査をしよう。何かいい証言が得られるかもしれない。ただ、わたしは行き帰りの道で誰にも会っていない。だから、白雪姫について聞いて回って、彼女が王子様の舞踏会の相手ではないという証拠をつかもう。うん、我ながらいい案だ。
早速、町の人たちに聞き込みに行くことにした。
聞き込み調査をして、自分が舞踏会の相手だったと証明しよう!