『ダンダダン』好きなら迷わず参加一択! リアル脱出ゲーム×ダンダダン『怪奇(オカルト)だらけの図書室からの脱出』体験レポート
#ダンダダン #ダンダダン脱出 #怪奇だらけの図書室からの脱出
公開日:2025/07/02
7月から第2期の放送もスタートする人気TVアニメ『ダンダダン』が、リアル脱出ゲームと初コラボ! 臨場感たっぷりのオリジナルストーリーと濃厚な世界観で、気付けば夢中になってしまう今回のコラボイベント。『ダンダダン』好きの友人とともに体験した様子をレポートします。
モモ、オカルン、アイラを本の中から助け出せ!
会場の入り口では、モモやオカルン、アイラといった『ダンダダン』おなじみのキャラクターの看板アートがお出迎え。それだけでもうテンションが上がりますよね。今回は、1チーム最大6人で挑むホールサイズのイベント。今回私たちは、中学生1名を含む全員が『ダンダダン』好き!という布陣で挑戦することに。リアル脱出ゲームは初心者ばかりという不安はあるものの、そこは作品愛でカバーできるはず!
舞台は、取り壊しが決まっている旧図書室。30年も封鎖されたままの空間だけあって、会場にあるすべてが怪しく見えてきますが、プレイヤーはそんな旧図書室に足を踏み入れた男子生徒“鶴見”という設定です。ここで「私は鶴見くん!」と暗示をかけておくのがおすすめ。というのも、今回はオリジナルストーリーとあって、キャラクターたちの録り下ろしボイスが満載。“鶴見”になりきればなりきるほど、没入感がハンパないですから(笑)。
旧図書室にひっそりと息づいていた怪異「本の虫」に襲われてしまった鶴見でしたが、そこに現れたのがモモ、オカルン、アイラ。怪異と対峙するモモたちの姿に「私のために3人が戦ってくれている……!」と心が熱くなったのも束の間、本の虫の能力で3人は本の中に閉じ込められてしまいます。しかも“鶴見”(=私)は、本の虫が行なう儀式の生贄に!? それを回避するためには、60分以内に3人を本の中から救出して本の虫を倒すしかない……という、まさに命がけ(な気分)のリアル脱出ゲームがスタート!
リアルな「UMAも怪異もくるじゃんよ」展開を体験!
ターボババアに導かれながら「よし、やってやらぁ!」と意気込んだものの、3人を救い出すポイントはそれぞれの「今、気になっていること」を解決すること。ゲームを進めていく中には「こんなアイテムが謎解きに!?」という驚きもありました。どれもキャラクターっぽいアイテムなのがファン心をくすぐります。
さらに、3人が閉じ込められた本のデザインも凝っていて、「雑誌風なのがかわいい」「これ持って帰れないかな」と見入ってしまってなかなか謎解きが進まない……といった一幕も(笑)。このままだとあっという間に時間が経過して、ターボババアに一喝されてしまう!
中盤にはセルポ星人も登場し、まさに「UMAも怪異もくるじゃんよ」な事態に。世界観どっぷりなのが楽しい!とはいえ、リアル脱出ゲーム初心者ばかりの私たち。途中、誰1人としてひらめかない……というピンチも発生しましたが、困ったときには、そう! ヒントキットの出番。行き詰まっている様子を見つけたスタッフさんが声をかけてくれる場面もあり、「『ダンダダン』は好きだけど、リアル脱出ゲームってどんな感じなの?」と思う人も安心して参加できると実感しました。
結果として、私たちのチームは残念ながら脱出成功ならず。変身後のオカルンのようにダウナーを装いながら、圧倒的な強さで謎を解けていたらカッコよかったのですが……(笑)。この日は、半数以上のチームが脱出に成功していて、猛者ばかり! と思ったものの、悔しさよりも「面白かった!」という気持ちの方が大きかったのが正直なところ。確かに、その後の解説を聞けば「なるほど」と思うことばかり。目の前のことだけでなく、これまでを冷静に振り返っていれば突破口が見つかったのかもしれません。
解説パートでは、モモたちと怪異「本の虫」の“その後”のストーリーも。これがまた『ダンダダン』らしい展開で、本の虫の悲しい過去には思わず涙が……! コラボ用のオリジナルキャラクターながら、設定や感情の流れがしっかりしていて、作品の理解がより深まる構成になっていたのも印象的です。
TVアニメ『ダンダダン』の世界にがっつり浸れて大満足!
怪奇現象に宇宙人、バトルもあって、友情、青春、ちょっとラブ……と、“全部盛り”でおなじみのTVアニメ『ダンダダン』の世界観をリアルに体感できる今回のイベント。録り下ろしボイスを通してモモたちと会話をしてるような感覚もあり、ファンとしてはニヤニヤが止まらない時間でした。
ちなみにゲーム中、私たちのチームでは「“金の玉”って関係あるのかな?」という会話が何度も飛び交っていましたが、作品ファン的には大事な単語ですので(笑)。そういった作品を象徴するキーワードもしっかり謎解きに盛り込まれていて、それも作品好きには刺さるポイントだったんですよね。
原作マンガ&アニメを追いかけている友人は、「本編にあっても違和感がないくらい“ダンダダン度”の高いストーリー。録り下ろしボイスも豪華すぎだし、アイテムを使って実際に手を動かす謎解きも面白かった」と大絶賛。オカルン推しの中学生も「脱出成功できなかったのは悔しかったけど、めちゃくちゃ楽しかった! オカルンたちと友だちになれた気分だった」と大満足の様子でした。
もちろん、作品を知らない人でも楽しめるよう冒頭には「1分でわかるダンダダン」という映像も流れるので、予備知識ゼロでも全然大丈夫です。ただ、体験後にはきっと作品を観たくなるはず。そして、今回のコラボ用に描き下ろされたイラストを使った「アクリルスタンド」やバナナ味の金の飴玉入り「ダンダダンボール」などのグッズも全部欲しくなってしまうはず! 特に「雑誌風メモ帳」は、イベントに登場したデザインそのままで、家に飾っておきたくなりました!
それくらい『ダンダダン』の世界にがっつり浸れる『怪奇オカルトだらけの図書室からの脱出』。TVアニメ第2期の放送とあわせて、ぜひ楽しんでいただきたいです!
イベント特設サイト:https://realdgame.jp/s/dandadan/
ライター:吉田 光枝
カメラマン:岡野 伊純