リアル脱出ゲーム「ある刑務所からの脱出」に、一足早くカップルで挑戦してみた。
オープン直前の「東京ミステリーサーカス」からレポート!
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公開日:2017/12/11
こんにちは。ライターのたけべともこです。
「このままじゃ一生結婚できない」と思い、クラウドファンディングで「お見合い相手」を募集したところ、結婚を前提とした彼氏ができました。交際歴は1年4ヶ月ほどで、毎日ノロケてばかりいます。
リアル脱出ゲームの新作「ある刑務所からの脱出」は、ゲーム時間がたった10分で、その名の通り、檻の中に収監されてしまうゲーム。「参加人数は最大2名」と聞いて、「彼氏と一緒に密室に閉じ込められたい!」と思ったことは内緒にして、リアル脱出ゲーム初心者の彼氏をしれっとデートに誘ってみたところ、「10分なら気軽に参加できそう。行こう」との返答が。
「彼氏と一緒なら檻の中に閉じ込められても平気」とにやけたものの、不安なのは「一般的なリアル脱出ゲームは60分間なのに、たった10分間で本当に楽しめるの?」ということ。
リアル脱出ゲーム暦8年目の筋金入りのリアル脱出ゲーム好き「たけべ」と、リアル脱出ゲーム初心者の彼氏という2人組で、「ある刑務所からの脱出」に挑戦!
2017年12月19日にオープンする「東京ミステリーサーカス」から、一足早くゲームの模様をレポートします。
■逃げないと死刑!
2人の協力がカギとなる、10分の挑戦
彼氏と新宿駅の東口で待ち合わせをし、「ある刑務所からの脱出」を含め、全部で7つのコンテンツが楽しめる「東京ミステリーサーカス」へと向かいます。巨大なゴジラ像が見下ろす歌舞伎町に入り、「TOKYO MYSTERY CIRCUS」と大きく書かれたビルの2階へ進むと、目つきの鋭い看守が待ち構えていました。
「お前たち、脱獄しようだなんて考えるんじゃないぞ!」
と看守ににじり寄られ、ここからゲームスタート。
看守に連れられ、左右に個室が並ぶ薄暗い廊下を進んでいきます。
行ったことはないけれど、本物の刑務所もこんな雰囲気なのかな……と思うほど、世界観が作り込まれていて、「ドキドキするね」と看守に気付かれないよう、こっそり彼氏と目配せするのも楽しい。
のんきに彼氏のことばかりを見ていたら、「ここだ!」と看守から独房に入るよう指示され、目の前で扉に鍵がかけられてしまいました。
筋トレが趣味のソフトマッチョな彼氏が試しに檻を揺らしてみましたが、ビクともしません。
「もしそこから出たいなら、鍵を手に入れるんだな。まぁ、お前たちには無理だろうけどな」と言い残し、立ち去る看守。
リアル脱出ゲーム初心者の彼氏も「ちょっと緊張してきた」と周囲を見回しており、「日頃冷静な彼のテンションが上がる姿が見れるなんて!」と私もこっそりに鼻の下を伸ばします。
独房はオレンジ色の壁をした個室で、檻から廊下の様子をのぞき見ることができる構造。試しに「助けてー!」と声を出してみたら、看守にジロリとにらまれました。
(看守はかなり怖い)
独房の中は、壁際に棚が1つと、床には小物がいくつか置かれており、広くはないものの2人なら自由に動き回ることができるくらいの広さ。
壁には、ゲームの注意事項の映像が投影されています。
私が棚をのぞき込もうとしたら、「ゲーム開始まで謎を解いたり物に触れちゃいけない、って書いてあるよ」と彼氏に注意されてしまいました。
「でも、あまり謎っぽいものは見当たらないね」と話していたら、ジジッという音が。どうやら仲間から通信が入ったようです。
「聞こえるか、相棒!この10分を逃すと、お前の死刑が執行されちまう」と現状を教えてくれる仲間。
しかし、通信は途中で切れてしまいます。
ここで壁のタイマーが動き始め、ついにゲーム開始!「あれ、もう始まった?」「タイマー進んでる!」「最初に何をすればいいんだろう?」「ここ見てみて」と、慌てて動き始めます。
「たった10分しかない」と私が焦っていると、彼氏から「手分けしよう」との提案が。
部屋の中に置かれた小物を一つ一つ調べていきます。ひっくり返したり、のぞき込んでみたり、くまなく探していきます。
2人で協力し、記号が描かれた小物を並べると、文字が浮かび上がりました。
その後も、「まさか」と思うようなアイテムを使う必要があったり、「ここは関係ないだろうな」と思った場所に大きなヒントが隠されていたり、こっそりアクションをする必要があるなど、次々と謎が現れます。
「よし、解けた!」と思っても新しい謎が出てきて、私たちの脱出を阻んできます。
難しくはないものの、「ヒラメキ」が必要なものばかりで、2人して考え込んでしまう場面も。
「離れると、何かが見えてくるかも」と壁際に立ってみたり、かがんで下から見上げてみたり。日頃は見かけない彼氏の動きに、クスッと笑ってしまうこともありました。
定期的に看守が見回りにやって来るため、ピリッとした緊張感もあり、ドキドキが続きます。
残り時間を気にしつつ謎をとき進めていくと……
「これだ!見つけた!」と彼が鍵を発見!(南京錠を開ける彼のことを「なんてカッコいいんだろう!」と見つめていたのは内緒)
鍵が外れたことを確認し、そっと扉を押すと……開いた!
「行こう」と彼氏に手を引かれ独房を飛び出しましたが、これでもう終わりかな?無事に制限時間内に脱出することができたのかな?まだ不安な気持ちは残っています。
廊下を進んでいくと……。
明るい光が見えてきました。スタッフに拍手で迎えられ、脱出に成功したことを実感。「やったね!」と彼氏と思わずハイタッチ!
たった10分とは思えないほどスリル満点で、「面白かったね。あっという間だったけど濃い時間で、すごくたくさんの謎を解いた気がする」と彼氏も一緒に脱出する楽しさを感じてくれたようです。
「ある刑務所からの脱出」に参加するまでは「たった10分」と思っていたけれど、挑戦してみると「こんなに濃厚な10分があるとは」と驚かされました。リアル脱出ゲームの楽しさがギュッと凝縮されており、2人が協力しないと脱出することは難しいと思います。
ベテランの私と初心者の彼氏、どちらも楽しめたところも満足度が高いポイントでした。
リアル脱出ゲームの楽しさを、参加したことがない人に言葉で伝えるのは難しいけれど、
「60分のゲームに誘うのは少しハードルが高いな」というときに、「ある刑務所からの脱出」なら誘いやすいと思います。
しかもこんな濃密な10分が800円で体験できちゃうなんてかなりお手頃!
私は彼氏と2人で参加しましたが、ドキドキする10分を共にすると、2人の距離がさらに縮まった気がします。
日頃あまり見る機会がない「彼氏の真剣な眼差し」や「頼りになる姿」を目にして、惚れ直したことは言うまでもありません。
(もちろん、「恋人はいないけど、気になる人との距離を縮めたい」という時にもおすすめです)
「刑務所」という非日常体験を楽しんだ後は、別の公演に参加するもよし、1階にある『yelo CAFE』で一休みするもよし。
「楽しい」がたくさん詰まった新名所「東京ミステリーサーカス」は、ついに2017年12月19日にオープンします。
「たった10分」の魅力を生かしたリアル脱出ゲーム「ある刑務所からの脱出」のチケットは、こちらから予約可能です。
次のデートは、どのリアル脱出ゲームに挑戦しようかな。