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リアル脱出ゲーム キングダム「ある大戦場からの脱出」制作ディレクターインタビュー

「キングダム知らないから今回のリアル脱出ゲームはちょっと…」と思っている"アナタ"の為の記事

#ディレクターインタビュー #リアル脱出ゲーム #九州 #東海 #関東 #関西

公開日:2017/03/09

リアル脱出ゲームは好きだけど、『キングダム』はよく知らないから……といって、『ある大戦場からの脱出』をいったん様子見しているそこのアナタ! その気持ち、よく分かります。戦争ものは苦手という方もいるかと思います。そこで疑問に思うのは、『キングダム』を知らなくても、『ある大戦場からの脱出』はどのくらい楽しめるのか? ということ。そもそもこれは、一体どういったリアル脱出ゲームなのでしょうか? というわけで、メインディレクターを務めるうぉーりーこと西澤匠(SCRAP)に、その辺のことをいろいろ聞いてみました。3月24日(金)の明治神宮野球場を皮切りに、大阪、福岡、愛知、千葉と全国のスタジアム、アリーナ級の会場を巡る『ある大戦場からの脱出』について、これが一番よく分かる記事になる! はず!

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刻々と変わる戦場の変化に気付いて、自分たちの動きを変える必要も出てきます

──まず『ある大戦場からの脱出』はどういうリアル脱出ゲームなんですか?

簡単に言うと、デカい会場が「戦場」になります。『キングダム』って、中国が統一されるまでの武将たちの物語なんですけど、今回のゲームではプレイヤーが秦国軍の兵隊になって、攻め込んでくる趙軍を打ち返す、という設定になっています。1時間以内に、敵武将を自分たち無名の歩兵が倒さなければいけない。ボケっとしてると負けます。5万人の兵に囲まれて劣勢に立たされている戦況を、いかに覆すことができるか? というゲームですね。
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──じゃあチーム戦になる?

いや違います。あくまで個人戦です。好きな人数で来てください。ただ、『キングダム』で描かれている戦いでは、基礎となる部隊の最小人数が5人なんですよ。お互い、残りの4人に背中を任せるわけです。「伍(ご)」って書くんですけど、それが20組あって100人部隊になって、それが3つ合わさって300人部隊になる……という話なので、5人集めて「伍」で組んで来ていただくのが理想です。もちろん、「俺は孤高の狼だ」って人は1人でやっていただいてもいいですし、逆に5人でも不安という人たちは、100人集めて100人部隊を組んでいただいてもオッケーです。

──少なくとも1人だと手ごわそうですね。当日、現地で知らない人とチームを組めるんですか?

会場に「伍」募集エリアを作るので、1人の人も不安だったらそこで共に戦う味方をそこで見つけてもらえたらと思います。まあ個人戦なので好きな人数で来ていただいて、部隊を増やしたければ当日募集エリアで見つけてもらうのがいいかなと。

──ではディレクターとして、このコンテンツの推しポイントを教えてください。

2つあって、1つは戦場で駆け巡る感じを体感できるということ。デカいフィールドを結構動き回ります。もう1つは、戦況の変化を汲み取る必要があって、目の前に出されている問題をただひたすらに解くというよりかは、実際のフィールドを見渡して「味方からの信号が来ていないか」とか「敵が今どこにいるのか」っていうのを読み取る……そういった「動く謎解きゲーム」になります。

──戦況がどんどん変わっていくとは?

今回のテーマは「時間の変化」なんです。刻々と戦況が変わる中で謎解きとしていかないといけない。「味方が負けた」とか「どこでどういう軍隊を発見した」っていう連絡が随時入りますし、刻々と変わる戦場の変化に気付いて、自分たちの動きを変える必要も出てきます。目の前の謎をポケーっと読んでいると取り残されていきます。戦場なので要するに、死にます(笑)。

──それはスリリングですねー。

周りの状況を見て、自分たちが今すべきことを読み解くゲームですね。あと、実際に剣と盾が持てます。敵を斬れるんです。

──本当に斬れる?

本当に斬り倒します。これ嘘じゃないです。テストプレイの時の一番の盛り上がりポイントはある意味そこでした。

──斬ってみたい(笑)。じゃあ、このコンテンツを作る上での苦労話などあれば。

さっき「時間の変化」がテーマと言いましたが、そのコントロールが難しかったのと、戦場で有効なのは通常「力」なので、それをどうやって謎解きに落とし込むかを考えるのが大変でした。あともう一個苦労話があるとすれば、「ちょっとここの設定どうだったっけ?」とか「ここのセリフ何だったっけ?」って思ったときに『キングダム』を見返すんですけど……気付いたら1時間ぐらい経ってるなんてざらです。なので作る時間がどんどんなくなっていく、という作品の面白さの弊害はありました(笑)。

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『ある大戦場からの脱出』に遊びにこなかったとしてもせめて『キングダム』だけは観てほしいですね(笑)

──これまで『ONE PIECE』とか『名探偵コナン』などいろんなコラボもののリアル脱出ゲームがありましたが、今回『キングダム』とコラボする上で意識した点は?

やっぱり身体性……いかに戦場というフィールドで、戦っている感じを出すかですね。あとは『キングダム』ファンとしては、主人公の信も憧れている伝説級の「王騎」って武将がいるんですけど、いかにその「王騎」のことをカッコよく見せるかに心血を注ぎました。

──そもそも『キングダム』の魅力って何ですか?

とにかく、武将たちの生き様です。いろんな国の武将が出てきて、その武将同士が戦うんですけど、戦えばどちらかが死ぬので、そこから違う武将が出てきたり、次の世代の武将が出てきたり…っていう、登場人物の多い話なんです。ただ、みんな同じ生き方をしてないし、いろんな生き様を見せてくれる。そこに自分たちが入っていける。キャラクターにファンがついているというよりは、武将の生き方に共感するファンがついている感じです。

──じゃあそれぞれの人間描写が丁寧に描かれているんですね。

それぞれ夢があったり、思いがあったり、使命があったり……戦いが、そういった生き様のぶつかり合いになっているんですよ。すごいのは、だいたい長い漫画って、波があるんですけど、でも『キングダム』はずっと面白いまま走り続けてる。今45巻まで出てるんですけど、それが止まらないっていうのはなかなかないんです。こんなに続きが気になる作品は久しぶり。

──そこまで言うのはすごい。

『キングダム』って、だいたい存在を知らないか、大好きかの2つに分かれるんですよね。タイトルも知らないか、タイトルだけは聞いたことあるぐらいの人が多い。逆に、ちゃんと知っている人はみんな大好き。そのどっちかで、「あれ、別に……ハマんなかったなぁ」って人は僕の周りには少なくともいないですね。その証拠に、今回の『ある大戦場からの脱出』はアニメで言うと第一期、単行本で言うと10巻から16巻辺りが舞台なので、会社でこの公演にかかわっている取りあえずそこまでは観たら? って言ってるんですけど、全員そこで止まらなかったですね(笑)。これは言いたいんですけど、設定や漢字の多さで警戒している人は本当に人生無駄にしています。もしこれを読んでいる人が『ある大戦場からの脱出』に遊びにこなかったとしてもせめて『キングダム』だけは観てほしいですね(笑)。

──『キングダム』を知っていると、『ある大戦場からの脱出』が一層楽しめると。

もちろん、知っている方が楽しめますが、知らなくても楽しめるように作っています。実際『キングダム』の中でも、最初に立てた作戦通りに進むことなんてほぼなくて、味方の武将が思いがけないところで負けたり、伏兵が現れたり、逆に思いがけない武将が頑張って敵軍をうち崩したり、どんどん状況が変わっていくんです。それを今回のイベントでは体験できるようにしているので。きっと今回、剣を掲げて走りたくなるシーンがきっとありますよ。

──走ってもらいたい?

もう走ってほしいですね。もちろんケガにはお気をつけて(笑)。そういえばもう1つ今回のポイントがあって、思わず声を出したくなる公演にしたいと思ってるんです。戦いの前に、自軍の武将が兵士を鼓舞して、それに「ウォー!」って応えるやつあるじゃないですか。そんなふうに、みんなが声を出しながら遊べたらいいなって思いますね。だから、ちゃんと喉の調子も整えて来てほしい(笑)。

ハチマキを巻いたり、旗を持ったりして来てくれたらうれしいです!

──戦況を読み解く力が必要ということですが、どんな人に向いていると思いますか?

パズルだけできてもダメですね。どんな人に向いてるんだろう? 視野の広い人ですかね。そうだ、戦況が刻々と変化していくってことについていけるかどうか自信がないっていう人は、特設サイトに練習問題(リンク)を用意していますので、それをやってみてください。謎を解いて、どんどん変わっていく画面を見ながら、その変化にどれだけ気付けたかによって、軍師としての才能がどのくらいあるかの結果が出ます。全滅からパーフェクトまで全部で37段階あるんですよ。思ってたより難しくなっちゃったけど何回やってもいいのでぜひ挑戦してみてください。

──では最後にお客様へメッセージを。

まず『キングダム』が好きな人=今回のゲームが好きな人だと僕は思っているので、まず来てほしいです。でも『キングダム』を知らなくても、別に全然問題はありません。戦況の変化は『キングダム』を知っていても関係ないので。時間軸で状況が変わっていくっていうリアル脱出ゲームは、多分今まであんまり見たことがないと思うので、ぜひそこの部分を楽しんでください。あ、動き回るので、動きやすい格好で来てほしいですね。あとはさっきも言ったようにぜひ5人で……まあ3人でも6人でももちろん大丈夫ですけど、何人かで「飛信隊」みたいに「何とか隊」って部隊の名前を決めてほしい。ハチマキを巻いて、旗を持って来てくれたりしたらうれしいです!

──分かりました。楽しみにしています!
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リアル脱出ゲーム キングダム「ある大戦場からの脱出」
東京公演  2017年3月24日(金)~3月27日(月) (会場:明治神宮野球場)
大阪公演  2017年4月15日(土)・16日(日) (会場:府民共済SUPERアリーナ)
福岡公演  2017年4月29日(土・祝)    (会場:福岡 ヤフオク!ドーム)
愛知公演  2017年5月4日(木)       (会場:日本ガイシホール)
      2017年5月12日(金)・13日(土) (会場:愛知県体育館)
千葉公演  2017年5月5日(金)~7日(日)   (会場:幕張メッセイベントホール)
20170112版
特設サイト:http://realdgame.jp/kingdom/

(インタビュー&構成/大塚正美、撮影/大橋佑希)
©原泰久・集英社/NHK・NEP・ぴえろ

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おおつか

おおつか

SCRAP出版チーフ。サブカルおじさん。これまでの担当作『リアル脱出ゲーム presents 究極の謎本/2』『リアル脱出ゲーム presents 究極のクロスワード本』『リアル脱出ゲームブックvol.1 ルネと不思議な箱/2 ルネと秘宝をめぐる旅/3 滅びゆく魔法書からの脱出』『3人で読む推理小説 スカイホープ最後の飛行』『10th Anniversary リアル脱出ゲームのすべて』『謎検 過去問題&練習問題集2017/2018春/2018秋/2019春/2019秋』『5分間リアル脱出ゲーム/R/人生/Disney Magical Escape Book』『謎解きパズル塗り絵』『ぐでたまかくれんぼ』『謎解きドリル70問』『さわれる謎展 図録』『歌舞伎町探偵セブンGOLD FILE/BLACK FILE』『SCRAPヒラメキナゾトキBOOK』『SCRAP金謎・銀謎』

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