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【連載コラム #1】リアル脱出ゲームブックで遊ぼう!『ルネと不思議な箱』編

SCRAPが作ったゲームブックの魅力と各タイトルの見どころ&制作秘話を、作者自身が語ります!

公開日:2020/04/14

こんにちは、SCRAP出版です。
おうちで画面ばかり見ていると、続々と望まない情報がやってきて気が滅入りませんか?
そんなときにぴったりな本があります。それは「ゲームブック」!
長時間おうちにいられる今だからこそ、ゲームブックを遊んでほしい!

というわけで、SCRAP出版から発行している“リアル脱出ゲームブック”のコラムを、作者である鹿野康二さんに書いてもらいました。
まだやってない人も、もうやった人にも楽しんで読んでもらえると思います。
まずはvol.1『ルネと不思議な箱 ─その街で少女は過去の夢を見る─』について。
では鹿野さん、どうぞーーー!

====

2016年にSCRAP出版が立ち上がり、ゲームブックを出そう! ということで出来上がったのが『ルネと不思議な箱』です。


本文208ページ、定価は1,800円+税です。

“リアル脱出ゲームブック”シリーズ第1弾だったので、まずはスタンダードなものを! そしてそれまでにリットーミュージックさんから出してきたSCRAPのゲームブックシリーズの集大成となるものを! と意気込んで作りました。

そもそもゲームブックって何?

と、ここまで読んで「そもそもゲームブックって何?」という方もいらっしゃると思いますので、簡単な例を出して説明します。知っている方は読み飛ばしてください。

1
道が左右に分かれている。どっちに進む?
▷右に進む → 2へ
▷左に進む →3へ

 

2
あなたは右に進んだ。道は上り坂になっていて……

 

3
あなたは左に進んだ。道は下り坂になっていて……

と、こんな感じで選択肢を自分で選んでストーリーを進めていくのがゲームブックです(広義では、迷路やなぞなぞなど遊びの要素が入っているものもゲームブックと呼んだりします)。
当然、読者の選ぶ選択肢によって物語がさまざまに変化します。

リアル脱出ゲームブックシリーズは、途中で謎やパズルが出題されて、解くとさらに物語が進んで……という構造です。

よく「ゲームブックは面倒くさそう」という意見を聞きます。「スマホアプリで出してよ」とか。
はっきり言いますと、ゲームブックは面倒くさいです! 長い文章読まないとだし、ゲーム機なら勝手にやってくれる処理を自分でやんなきゃだし……。

でもリアル脱出ゲームブックは絶対に「スマホアプリやコンシューマーゲーム機に移植できない作り」にしてます。
それはマップやトレーシングペーパーなどの付録だったり、本自体の仕掛けだったりといった「手触り」や「アクション」の部分が多くあるからです。リアル脱出ゲームの公演と同様に、リアル脱出ゲームブックシリーズも「体感すること」を大事にしています。
ということで、面倒くさくて申し訳ないんですが、そこを何とか……というお願いでした。

『ルネと不思議な箱』のストーリー

『ルネと不思議な箱』は、行方不明になった父を探して一人旅をしているルネという少女が「過去に戻れる」という不思議な言い伝えがある町に立ち寄って……というお話です。
特徴をかいつまんで紹介しましょう。

■変わる視点と時間軸

第1章から第6章まであり、章ごとに「ルネ」「怪盗」「私立探偵」という3つの視点が入れ替わりながら物語が進みます。
ちょっと複雑に感じるかもしれませんが、終盤につれて物語が1つにまとまっていく感じを楽しんでもらえると思います。
また、主人公はエリアマップを動き回って情報を集めていくのですが、時間経過によって同じ場所でも違った状況になるようなシステムになっています。
例えば、1章(昼パート)で酒場に行くと誰もいないが、2章(夜パート)で酒場に行くと飲んだくれている人がいる、というような感じです。


マップを見ながら、いろいろな場所に移動します。

■物語のキーワードは「過去」

ネタバレになってしまうのでストーリーは深く語れませんが、サブタイトルにもあるように「過去」が物語のキーワードです。登場人物の多くが「過去」にとらわれて行動しています。過去の出来事や残された物が、現在のルネにどう作用して、ルネは最後にどういう選択をするのか? ルネの旅を最後まで見届けてもらえたら嬉しいです。


ルネは過去に何を見るのでしょうか?

■付録のコインについて

先ほどの「そもそもゲームブックって何?」の最後でも述べたのですが「リアル脱出ゲームの面白さをゲームブックに」というコンセプトにおいて、付録や本の仕掛けというのはとても重要で、制作の初期段階でアイデア出しをします。
付録は薄っぺらいもの、コストが抑えられるもの、など制約が色々あって「箱」はNGになりました(笑)。で、編集の大塚正美さんと話をしていて「コインは?」というアイデアが出ました。物語の世界を感じることができるアイテムが良いなと思っていたので、すぐに「これだ!」と思いました。コインをひっくり返したり、転がしたりというアクションは面白そうだし、ストーリーが膨らむ可能性も予感できました。「これがあのとき、運命を決めたコインなんだよー」みたいな。
何より、本物のコインを付けられるということ。厚紙で「これが本物のコインという見立てで謎を解いてください」というより、物語への没入感が一段階上がると思います。もちろん、パズル作家の千石一郎さんが作ってくれたコインを使った謎もとても面白いものになっています。


コインは500円玉と同じサイズです。

「ルネと不思議な箱」には、このコインの他に穴あきカードや折り紙、トレーシングペーパーなどを使って解く謎がたくさん盛り込まれています。ちゃんと数えてないですが、1章に4〜6問くらいあるので、30問とかそれくらい。最後の謎も解きごたえのあるものになっていますので、ぜひチャレンジして、エンディングまでたどり着いてください!


穴あきカードや折り紙、トレーシングペーパーなど、謎解きに使うさまざま付録があります。

■町の名前の謎

それでは最後に、これからこの本を読む人にも、すでに読んだ人にも謎を1つ。
「過去」が物語の重要なキーワードで、町の広場や遺跡などは「過去」にまつわる言葉が名称の由来になっています。例えば「イニシェの酒場」は「いにしえ」、「イッゾヤ遺跡」は「いつぞや」という感じです。
町の名前である「エステルダ」も過去に関係する言葉から付けたのですが何だか分かりますか?

ヒントは「Y」です。

答えは次回『ルネと秘宝をめぐる旅』の紹介コラムで!

(文・鹿野康二)

 

『ルネと不思議な箱』特設サイトはこちら

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→連載コラム#2『ルネと秘宝をめぐる旅』編へつづく

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